こんにちは。クルビライフです。
タイトルの通り、巷でよく聞く「血が濃くなると大きくならない、卵を産まない、奇形が出始める!」という定説に疑問を投げかけたくなる話を見つけました。
生き物の交配において、「近交系」という言葉があり、その意味は非常にシンプルで「20世代以上近親交配を繰り返してできた血統」とのこと。
主にハツカネズミなどの実験動物で用いられる手法のようです。
この手法のメリットは、個体ごとの遺伝子のばらつきをほぼ無くすことができること。
それにより、薬などの効き方を調べたい場合、別個体を選んでも同じ個体とみなして評価できるという点。
これはクワガタにも当てはめられるのではないかと思いませんか?
上で書いた累代中のトラブルは、近親交配している中で安定して大きく育った個体やしっかり産んだ個体を選び続けていけば、避けることができるのではないかと。
今市場に多く出回っている能勢YGや、ヘラヘラは、実はすでにその域の一歩手前にいるのではとも思っています。
もしこの近交系の試みがうまくいけば、自分の好きな形のクルビがいつまでも安定して出てくるわけで、とても魅力的だと思います。
ですが、途中で途絶えるリスクを考えると、複数ライン管理で血を混ぜながらやっていくほうがより確実で、何より自然に近いのかなと思うのでクルビにも良さそうです。
考え方は人それぞれかと思いますが、自分はばらつきがある方が好きなこともあり、頑張って混ぜながらやって行こうかと思います。
この話が何かのヒントになれば幸いです。
クルビライフ