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【診断士の問題と解説】1日5問!(Vol.82)総合問題10

コンクリート診断士 問題と解説Vol.82

 このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。

【問396_ひび割れ補修】

 ひび割れの補修に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか
(1)アルカリシリカ反応によって生じたひび割れは幅が比較的広く、道路橋では通行車両の衝撃等によって動きを伴うことが考えられる。
(2)ウレタン樹脂は、ひび割れ追従性が良いが、エポキシ樹脂は靭性が低く、ポリウレアなどを添加することで、靭性を向上させる。
(3)シラン系の表面含浸材は、けい酸系の表面含浸材よりも透湿性に劣る。
(4)表面被覆材には、耐硫酸の有機系表面被覆材のエポキシ系、ビニルエステル系、ポリウレタン系などがある。
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正解(3)

(1)〇:問題のとおりです。アルカリシリカ反応によって生じたひび割れは幅が比較的広く、道路橋では、通行車両の衝撃等によって、動きを伴うことが考えられます。
(2)〇:問題のとおりです。ウレタン樹脂は、ひび割れ追従性が良いですが、エポキシ樹脂は、靭性が低く、ポリウレアなどを添加することで、靭性を向上させます。
(3)×:誤りです。シラン系の表面含浸材は、けい酸系の表面含浸材よりも、透湿性に優れます。
(4)〇:問題のとおりです。表面被覆材には、耐硫酸の、有機系表面被覆材の、エポキシ系、ビニルエステル系、ポリウレタン系などがあります。

【問397_ひび割れ補修】

 ひび割れの補修に関する次の記述のうち、不適当なものはいくつか
(1)外壁の開口の入隅に、乾燥収縮を起因とする、幅1.2mmのひび割れが生じていた。このひび割れからの漏水を防止するため、可とう性エポキシ樹脂を用いたシール工法で補修した。
(2)外壁の開口の入隅に、乾燥収縮を起因とする、幅1.2mmのひび割れが生じていた。このひび割れからの漏水を防止するため、シリコーン樹脂シーリング材を用いたUカット充てん工法で補修した。
(3)庇の先端側面に、塩害を起因とする、幅3mmのひび割れが生じていた。このひび割れによる、コンクリート片の剥落防止のため、ポリマーセメントモルタルを用いた断面修復工法で補修した。
(4)セメント系注入材は、注入する前にひび割れ部を乾燥させておく必要がある。
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正解 2つ

(1)×:誤りです。シール工法は、ひび割れを充てんせず表面だけを覆う工法で、一般的に、ひび割れ幅が0.2mm以下の場合に採用される工法です。
(2)〇:問題のとおりです。ひび割れ幅が1.2mmと大きい場合、シリコーン樹脂シーリング材を用いたUカット充てん工法で補修します。
(3)〇:問題のとおりです。ひび割れ幅が3mmと大きく、今後も鉄筋腐食に伴い、ひび割れが進展する状態であるため、劣化部のコンクリートをハツリ取り、防錆処理後、ポリマーセメントモルタルで断面修復を行います。
(4)×:誤りです。セメント系注入材は、ひび割れ部を湿潤状態にしてから注入します。一方、エポキシ樹脂系注入材は乾燥状態にしておきます。

【問398_断面修復材】

 ひび割れの補修に関する次の記述のうち、不適当なものどれか
(1)電気防食工法の対象範囲に使用する断面修復材において考慮すべき物性のひとつに、電気抵抗率が挙げられる。
(2)電気防食工法の対象範囲にポリマーセメントモルタルを用いる場合、ポリマー含有量が、多いほど、電気抵抗率が高くなる。
(3)電気防食工法の対象範囲の、電気抵抗率が高くなるほど修復した部分で防食電流が減少し、修復部分を含んだ周辺の防食電流の分布が不均一な状態となる。
(4)設計で期待した防食効果を、安定して得るためには、断面修復材の電気抵抗率は鉄筋と同程度であることを、事前に確認しておくとよい。
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正解(4)

(1)〇:問題のとおりです。電気防食工法の対象範囲に使用する、断面修復材において考慮すべき物性のひとつに、電気抵抗率が挙げられます。
(2)〇:問題のとおりです。ポリマーセメントモルタルは、ポリマー含有量が多いほど、電気抵抗率が高くなります。
(3)〇:問題のとおりです。電気防食工法の対象範囲の電気抵抗率が高くなるほど、修復した部分で、防食電流が減少し、修復部分を含んだ周辺の防食電流の分布が不均一な状態となります。
(4)×:誤りです。設計で期待した防食効果を安定して得るためには、断面修復材の電気抵抗率はコンクリートと同程度であることを事前に確認しておくとよいです。

【問399_表面含浸材】

 ケイ酸塩系表面含浸材の種類と、施工後の、含浸面の養生方法に関する次の記述のうち、不適当なものどれか
(1)ケイ酸塩系表面含浸材は、固化型と反応型に分類される。固化型の改質効果を発現させるためには含浸面の養生期間中はコンクリートを乾燥状態に保つ必要がある。
(2)ケイ酸塩系表面含浸材の固化型の主成分として、ケイ酸リチウムなどがある。
(3)ケイ酸塩系表面含浸材の反応型の改質効果を発現させるためには、含浸面の養生期間中はコンクリートを湿潤状態にしておく必要がある。
(4)ケイ酸塩系表面含浸材の反応型の主成分として、ケイ酸カルシウムなどがある。
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正解(4)

(1)〇:問題のとおりです。固化型は、材料自体の乾燥により固化が進行し、その固化物によって、コンクリート中の空隙を充てんします。含浸面の養生期間中はコンクリートを乾燥状態にたもつ必要があります。
(2)〇:問題のとおりです。ケイ酸塩系表面含浸材の固化型の主成分として、ケイ酸リチウムなどがあります。
(3)〇:問題のとおりです。ケイ酸塩系表面含浸材の、反応型は、コンクリート中の水酸化カルシウムとの反応により、カルシウムシリケート水和物ゲルを生成して、コンクリート中の空隙を充てんします。含浸面の養生期間中は、コンクリートを湿潤状態にしておく必要があります。
(4)×:誤りです。ケイ酸塩系表面含浸材の反応型の主成分として、ケイ酸ナトリウムなどがあります。

【問400_表面含浸材】

 表面被覆材に用いられる、エポキシ樹脂と、ウレタン樹脂の性質に関する次の記述のうち、不適当なものどれか
(1)エポキシ樹脂は一般に耐薬品性に劣る。
(2)弾性圧縮率はエポキシ樹脂のほうが、ウレタン樹脂よりも高い。
(3)ひび割れ追従性はエポキシ樹脂のほうが、ウレタン樹脂よりも劣る。
(4)耐候性は、エポキシ樹脂のほうが、ウレタン樹脂よりも劣る。
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正解(1)

(1)×:誤りです。エポキシ樹脂は一般に耐薬品性に優れます。
(2)〇:問題のとおりです。弾性圧縮率はエポキシ樹脂のほうが、ウレタン樹脂よりも高いです。エポキシ系の接着剤は硬化すると硬くなります。ウレタンは、マットなどにも使われる、軟らかい材料です。
(3)〇:問題のとおりです。ひび割れ追従性は、エポキシ樹脂のほうが、ウレタン樹脂よりも劣ります。
(4)〇:問題のとおりです。耐候性は、エポキシ樹脂のほうが、ウレタン樹脂よりも劣ります。ウレタン樹脂塗装は耐候性が求められる、上塗りとして、良く用いられます。
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