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【診断士の問題と解説】1日5問!(Vol.93)総合問題21

コンクリート診断士 問題と解説Vol.93

 このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。

【問441_補修・補強】

 鉄筋コンクリート構造の補修・補強材料に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか
(1)高弾性炭素繊維のヤング率は鉄筋と同程度である。
(2)アラミド繊維の線膨張係数は負の値を示す。
(3)ガラス繊維の線膨張係数は負の値を示す。
(4)耐アルカリ性はアラミド繊維の方が耐アルカリガラス繊維よりも優れている。
クリックで【問題441】の解答と解説をみる

正解(3)

(1)〇:問題のとおりです。高弾性炭素繊維のヤング率は鉄筋と同程度です。
(2)〇:問題のとおりです。アラミド繊維は温度が高くなるほど収縮します。線膨張係数はマイナスを示します。
(3)×:誤りです。ガラス繊維は温度が高くなるほど膨張します。線膨張係数は正の値を示します。
(4)〇:問題のとおりです。アラミド繊維・炭素繊維の耐アルカリ性は、耐アルカリガラス繊維よりも十分に高いです。

【問442_仕上げ】

 コテ仕上げを行ったスラブコンクリートに生じた、表面変状に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか
(1)コンクリートのブリーディングが生じている途中で、過剰なコテ掛けやタンピングにより表面を仕上げると、材料分離が生じる。
(2)コンクリートのブリーディングが生じている途中で、過剰なコテ掛けやタンピングにより表面を仕上げると、ぜい弱層が形成されることにより表層が剥離する。
(3)コンクリートの単位セメント量が多くなると、表面を仕上げる際に、ぜい弱層が形成されることにより表層が剥離しやすい。
(4)スラブコンクリート表面の、押さえ仕上げにもちいられる騎乗式機械ゴテ掛け等による、過剰なコテ掛けけが表層剥離の発生原因となる場合がある。
クリックで【問題442】の解答と解説をみる

正解(3)

(1)〇:問題のとおりです。コンクリートのブリーディングが生じている途中で、過剰なコテ掛けや、タンピングにより、表面を仕上げると、材料分離が生じます。
(2)〇:問題のとおりです。コンクリートのブリーディングが生じている途中で、過剰なコテ掛けやタンピングにより、表面を仕上げると、ぜい弱層が形成されることにより、表層が剥離します。
(3)×:誤りです。コンクリートのブリーディングが多くなると、表面を仕上げる際に、ぜい弱層が形成されることにより表層が剥離しやすくなります。
(4)〇:問題のとおりです。スラブコンクリート表面の、押さえ仕上げにもちいられる、騎乗式機械ごて等による過剰なコテ掛けが、表層剥離の発生原因となる場合があります。

【問443_エフロレッセンス】

 エフロレッセンスに関する次の記述のうち、不適当なものはどれとどれか
(1)エフロレッセンスはレイタンスがコンクリート表面に溶出したものである。
(2)エフロレッセンスの主成分は炭酸カルシウムと水酸化カルシウムである。
(3)水酸化カルシウムは高温になるほど水に対する溶解度が大きくなる。
(4)低温環境において、早期の脱型などにより、コンクリート中の水分が蒸発すると、より多くのエフロレッセンスが発生しやすくなる。
クリックで【問題443】の解答と解説をみる

正解(1)と(3)

(1)×:誤りです。レイタンスは比重の小さい微粒子が浮き上がり形成されるぜい弱な層をいいます。
(2)〇:問題のとおりです。エフロレッセンスの主成分は炭酸カルシウムと水酸化カルシウムです。
(3)×:誤りです。水酸化カルシウムは、低温になるほど水に対する溶解度が大きくなります。
(4)〇:問題のとおりです。低温環境において、早期の脱型などにより、コンクリート中の水分が蒸発すると、より多くのエフロレッセンスが発生しやすくなります。

【問444_中性化】

 コンクリートの中性化速度に関する次の記述のうち、適当なものはどれか
(1)普通ポルトランドセメントを用いた場合、アルカリ含有量が多いほうが、中性化速度は大きい。
(2)普通ポルトランドセメントの30%を、混和材で置換する場合、高炉スラグ微粉末を用いた場合のほうが、フライアッシュを用いた場合より、中性化速度は大きい。
(3)コンクリートが乾燥状態にあるとき、連続した空隙を有する、軽量骨材をもちいたコンクリートの中性化速度は、普通骨材をもちいたコンクリートと同程度である。
(4)相対湿度が60%の場合、温度20℃程度で、中性化速度は最も大きくなる。
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正解(1)

(1)〇:問題のとおりです。普通ポルトランドセメントを用いた場合、アルカリ含有量が多いほうが、二酸化炭素と反応するアルカリ分が多いため、中性化速度は大きくなります。
(2)×:誤りです。実験結果により、混合材として、高炉スラグ微粉末をもちいた場合のほうが、フライアッシュをもちいた場合より、中性化速度は等しいか、小さくなります。
(3)×:誤りです。コンクリートが乾燥状態にあると、中性化は進行しにくいですが、連続した空隙を有する、軽量骨材をもちいたコンクリートの中性化速度は、普通骨材をもちいたコンクリートよりも大きくなります。
(4)×:誤りです。相対湿度が50%前後で、温度が高いほど、中性化の進行は早くなります。

【問445_腐食】

 コンクリート構造物の鋼材腐食に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか
(1)一般に、乾燥状態から、含水率が増加すると、コンクリートの電気抵抗は、徐々に小さくなる。
(2)コンクリートの含水率が増加し、電気抵抗が小さくなると、鋼材の腐食速度は小さくなる。
(3)アノード反応は、電子2個を鋼材中に残して、鉄イオンとなって、溶出する反応である。
(4)コンクリートの含水率が増加し、水中にあるコンクリートのように飽水状態に近くなると、カソード反応に必要な酸素の供給が少なくなるため、腐食速度は小さくなる。
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正解(2)

(1)〇:問題のとおりです。一般に、乾燥状態から含水率が増加すると、コンクリートの電気抵抗は徐々に小さくなります。
(2)×:誤りです。コンクリートの含水率が増加し、電気抵抗が小さくなると、電流が流れやすくなるため、鋼材の腐食速度は大きくなります。
(3)〇:問題のとおりです。アノード反応は、電子2個を鋼材中に残して、鉄イオンとなって、溶出する反応です。
(4)〇:問題のとおりです。コンクリートの含水率が増加し、水中にあるコンクリートのように、飽水状態に近くなると、カソード反応に必要な、酸素の供給が少なくなるため、腐食速度は小さくなります。
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