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WES試験対策(1級) 問題と解説 No.166~170

WES試験対策(1級) 問題と解説 No.166~170

 このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。

【No.166】 鋼材と溶接性

鋼材と溶接性に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)一般構造用圧延鋼材の特性で、引張強さは、ある温度以下で著しく低下する。
(2)一般構造用圧延鋼材の特性で、降伏点または耐力は、ある温度以下で著しく低下する。
(3)一般構造用圧延鋼材の特性で、硬さは、ある温度以下で著しく低下する。
(4)一般構造用圧延鋼材の特性で、シャルピー吸収エネルギーは、ある温度以下で著しく低下する。
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誤っている選択肢は (1)、(2)、(3)

【解説】
(1)誤り。一般構造用圧延鋼材(SS材など)の引張強さは、低温になるほど“著しく低下する”わけではありません。
(2)誤り。一般構造用圧延鋼材(SS材など)の降伏点または耐力は、低温になるほど“著しく低下する”わけではありません。
(3)誤り。一般構造用圧延鋼材(SS材など)の硬さは、低温になるほど“著しく低下する”わけではありません。
(4)正しい。一般構造用圧延鋼材の特性で、シャルピー吸収エネルギーは、ある温度以下で著しく低下します。低温で問題になるのは 脆性遷移温度です。つまり、低温になるほど靭性が落ちて割れやすくなります。

【No.167】 鋼材と溶接性

鋼材と溶接性に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)溶接部の冷却速度について、溶接入熱が大きくなると、冷却速度は大きくなる。
(2)溶接部の冷却速度について、予熱・パス間温度が高くなると、冷却速度は大きくなる。
(3)溶接部の冷却速度について、板厚が厚くなると、冷却速度は大きくなる。
(4)溶接部の冷却速度について、溶接部の冷却速度は、継手形状に依存する。
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誤っている選択肢は (1)、(2)

【解説】
(1)誤り。溶接部の冷却速度について、溶接入熱が大きくなると、冷却速度は小さくなります。
(2)誤り。溶接部の冷却速度について、予熱・パス間温度が高くなると、冷却速度は小さくなります。
(3)正しい。溶接部の冷却速度について、板厚が厚くなると、冷却速度は大きくなります。ヒートシンクが大きくなるようなイメージです。
(4)正しい。溶接部の冷却速度について、溶接部の冷却速度は、継手形状に依存します。突合せ継手は熱が両側に逃げやすく、重ね継手は熱が板間にこもりやすいです。

【No.168】 鋼材と溶接性

鋼材と溶接性に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)高温高圧ボイラなどの圧力容器に用いられる鋼種として、9%ニッケル鋼がある。
(2)高温高圧ボイラなどの圧力容器に用いられる鋼種として、フェライト系ステンレス鋼がある。
(3)高温高圧ボイラなどの圧力容器に用いられる鋼種として、クロムモリブデン鋼がある。
(4)高温高圧ボイラなどの圧力容器に用いられる鋼種として、オーステナイト系ステンレス鋼がある。
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誤っている選択肢は (1)、(2)

【解説】
(1)誤り。9%ニッケル鋼は、−196℃級の極低温環境で使われる材料で、主用途は LNGタンク・低温貯蔵設備です。
(2)誤り。フェライト系ステンレス鋼(SUS430、SUS444 など)は、耐食性は欲しいが、コストは抑えたい という用途で広く使われます。
(3)正しい。高温高圧ボイラなどの圧力容器に用いられる鋼種として、クロムモリブデン鋼があります。
(4)正しい。高温高圧ボイラなどの圧力容器に用いられる鋼種として、オーステナイト系ステンレス鋼があります。

【No.169】 鋼材と溶接性

鋼材と溶接性に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)ガスシールドアーク溶接用のスラグ系フラックス入りワイヤは、合金元素が添加しやすい点でソリッドワイヤに比べて優れている。
(2)ガスシールドアーク溶接用のスラグ系フラックス入りワイヤは、溶接金属中の拡散性水素量が少ない点でソリッドワイヤに比べて優れている。
(3)ガスシールドアーク溶接用のスラグ系フラックス入りワイヤは、溶接金属のじん性が高い点でソリッドワイヤに比べて優れている。
(4)ガスシールドアーク溶接用のスラグ系フラックス入りワイヤは、深い溶け込みが得られる点でソリッドワイヤに比べて優れている。
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誤っている選択肢は (2)、(3)、(4)

【解説】
(1)正しい。ガスシールドアーク溶接用のスラグ系フラックス入りワイヤは、合金元素が添加しやすい点でソリッドワイヤに比べて優れています。
(2)誤り。フラックスは吸湿しやすく、ソリッドワイヤのほうが拡散性水素量は少ないです。
(3)誤り。ガスシールドアーク溶接用のスラグ系フラックス入りワイヤは、溶接金属のじん性が高い点でソリッドワイヤに比べて優れていとは言えません。
(4)誤り。ソリッドワイヤはフラックス反応がないため、アークが比較的集中しやすく、母材への熱入力が深部に届きやすいです。フラックス入りワイヤはスラグ生成反応によりアークがやや拡散し、溶融池が広がる方向にエネルギーが使われます。

【No.170】 鋼材と溶接性

鋼材と溶接性に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)サブマージアーク溶接用ボンドフラックスの特徴として、耐吸湿性に優れている点が挙げられる。
(2)サブマージアーク溶接用ボンドフラックスの特徴として、合金元素の添加が容易な点が挙げられる。
(3)サブマージアーク溶接用ボンドフラックスの特徴として、高速溶接性に優れる点が挙げられる。
(4)サブマージアーク溶接用ボンドフラックスの特徴として、大入熱溶接に適用される点が挙げられる。
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誤っている選択肢は (1)、(3)

【解説】
(1)誤り。ボンドフラっクスは、溶融フラックスに比べると、吸湿しやすいです。
(2)正しい。サブマージアーク溶接用ボンドフラックスの特徴として、合金元素の添加が容易な点が挙げられます。
(3)誤り。サブマージアーク溶接用ボンドフラックスは、高速溶接性に優れてはいません。
(4)正しい。サブマージアーク溶接用ボンドフラックスの特徴として、大入熱溶接に適用される点が挙げられます。
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