WES試験対策(1級) 問題と解説 No.231~235
このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。
【No 921~940】WES溶接管理技術者試験対策
WES溶接管理技術者試験勉強のための一問一答形式の音声教材です。初学者である自分向けに、音声には基本的な用語の説明も含めています。運動中や通勤中に聞き流しながら...
【No.231】 溶接部の非破壊検査
溶接部の非破壊検査に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)超音波斜角探傷試験で検出されたエコーにより、きずの深さ位置を求める際に、エコー高さを用いた。
(2)超音波斜角探傷試験で検出されたエコーにより、きずの深さ位置を求める際に、ビーム経路を用いた。
(3)超音波斜角探傷試験で検出されたエコーにより、きずの深さ位置を求める際に、探触子の屈折角を用いた。
(4)超音波斜角探傷試験で検出されたエコーにより、きずの深さ位置を求める際に、探触子の周波数を用いた。
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誤っている選択肢は (1)、(4)
【解説】
(1)誤り。エコー高さはきずの大きさの目安であり、深さ位置の計算には使いません。深さはビーム経路と屈折角から求めます。
(2)正しい。深さ位置は超音波が進んだ距離(ビーム経路)をもとに三角関数で求めます。基本となる重要な情報です。
(3)正しい。斜角探傷では屈折角が分からないと深さを計算できません。ビーム経路と屈折角を組み合わせて深さを求めます。
(4)誤り。周波数は分解能に関係しますが、深さ位置の計算には使いません。深さはビーム経路と屈折角で求めます。
【No.232】 溶接部の非破壊検査
溶接部の非破壊検査に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)JIS Z 3060鋼溶接部の超音波探傷試験方法で、きずの分類に用いる指標は、きずの種類である。
(2)JIS Z 3060鋼溶接部の超音波探傷試験方法で、きずの分類に用いる指標は、きずの深さ位置である。
(3)JIS Z 3060鋼溶接部の超音波探傷試験方法で、きずの分類に用いる指標は、きずのエコー高さである。
(4)JIS Z 3060鋼溶接部の超音波探傷試験方法で、きずの分類に用いる指標は、きずの指示長さである。
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誤っている選択肢は (1)、(2)
【解説】
(1)誤り。きずの種類は分類基準ではありません。分類はエコー高さと指示長さで決まります。
(2)誤り。深さ位置はきずの位置情報であり、分類基準には使われません。分類はエコー高さと指示長さで行います。
(3)正しい。エコー高さはきずの大きさの目安であり、分類基準として使用されます。領域Ⅰ〜Ⅳに区分されます。
(4)正しい。指示長さはきずの広がりを示す量で、分類基準として用いられます。エコー高さと組み合わせて分類します。
【No.233】 溶接部の非破壊検査
溶接部の非破壊検査に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)SUS304は、磁粉探傷試験が適用できる。
(2)SM400は、磁粉探傷試験が適用できる。
(3)SN490は、磁粉探傷試験が適用できる。
(4)A5083は、磁粉探傷試験が適用できる。
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誤っている選択肢は (1)、(4)
【解説】
(1)誤り。SUS304はオーステナイト系ステンレス鋼で非磁性のため、磁粉探傷は適用できません。
(2)正しい。SM400は炭素鋼で磁性を持つため、磁粉探傷が適用できます。
(3)正しい。SN490も炭素鋼で磁性があるため、磁粉探傷が適用できます。
(4)誤り。A5083はアルミニウム合金で非磁性のため、磁粉探傷は適用できません。
【No.234】 溶接部の非破壊検査
溶接部の非破壊検査に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)溶剤除去性染色浸透探傷試験に用いる浸透液に必要な性質は、ぬれ性が良いことである。
(2)溶剤除去性染色浸透探傷試験に用いる浸透液に必要な性質は、粘性が高いことである。
(3)溶剤除去性染色浸透探傷試験に用いる浸透液に必要な性質は、引火点が低いことである。
(4)溶剤除去性染色浸透探傷試験に用いる浸透液に必要な性質は、水溶性であることである。
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誤っている選択肢は (2)、(3)、(4)
【解説】
(1)正しい。浸透液はきず内部に入り込む必要があるため、表面をよく濡らす「ぬれ性」が重要です。
(2)誤り。粘性が高いときずに入りにくくなるため、浸透液は低粘性であることが望まれます。
(3)誤り。引火点が低いと危険性が高くなるため不適切です。安全性のため適度に高い引火点が求められます。
(4)誤り。溶剤除去性浸透液は溶剤で除去するタイプであり、水溶性である必要はありません。水溶性が必要なのは水洗性浸透液です。
【No.235】 溶接部の非破壊検査
溶接部の非破壊検査に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)溶接後の外観試験における確認項目に、開先角度がある。
(2)溶接後の外観試験における確認項目に、ルート面がある。
(3)溶接後の外観試験における確認項目に、余盛高さがある。
(4)溶接後の外観試験における確認項目に、熱影響部の硬さがある。
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誤っている選択肢は (1)、(2)、(4)
【解説】
(1)誤り。開先角度は溶接前の準備項目であり、溶接後の外観試験では確認しません。
(2)誤り。ルート面も溶接前の開先形状に関する項目です。外観試験ではビード状態を確認します。
(3)正しい。余盛高さは溶接後のビード形状として重要で、高すぎても低すぎても不良の原因となるため確認します。
(4)誤り。硬さ測定は外観試験ではなく、機械試験や追加検査で行う項目です。外観試験は見た目の確認が中心です。
