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WES試験対策(1級) 問題と解説 No.266~270

WES試験対策(1級) 問題と解説 No.266~270

 このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。
【No 1061~1080】WES溶接管理技術者試験対策
WES溶接管理技術者試験勉強のための一問一答形式の音声教材です。初学者である自分向けに、音声には基本的な用語の説明も含めています。運動中や通勤中に聞き流しながら...

【No.266】 鋼製タブ

鋼製タブに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)鋼板をアーク溶接する場合、突き合わせ継手の両端部に鋼製のタブ板を取り付ける効果として、溶接欠陥の防止が挙げられる。
(2)鋼板をアーク溶接する場合、突き合わせ継手の両端部に鋼製のタブ板を取り付ける効果として、ビード形状の整形が挙げられる。
(3)鋼板をアーク溶接する場合、突き合わせ継手の両端部に鋼製のタブ板を取り付ける効果として、本溶接部でのタック溶接の省略が挙げられる。
(4)鋼板をアーク溶接する場合、突き合わせ継手の両端部に鋼製のタブ板を取り付ける効果として、終端割れ防止が挙げられる。
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誤っている選択肢は 無し

【解説】
(1)正しい。タブ板を取り付けることで、溶接始端の溶け込み不良・融合不良・ブローホール、終端のクレータ割れ・融合不良などをタブ板側に逃がすことができ、本溶接部の欠陥防止に効果があります。
(2)正しい。ビードの始端・終端は凝固条件が不安定で形状不良が起こりやすいため、タブ板を設置することで定常状態のビード形状を確保できます。
(3)正しい。タブ板が溶接開始位置の固定と溶接金属の保持に役立つため、本溶接部にタック溶接を設けなくても溶接が安定して行えます。
(4)正しい。終端部のクレータは割れが発生しやすいため、タブ板側で溶接を終えることで本溶接部の終端割れを防止できます。

【No.267】 鋼製タブ

鋼製タブに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)鋼板をアーク溶接する場合、突き合わせ継手の両端部に鋼製のタブ板を取り付ける効果として、磁気吹き防止が挙げられる。
(2)高張力鋼の溶接で低温割れを防ぐため、炭素当量の高い鋼材を使用する。
(3)高張力鋼の溶接で低温割れを防ぐため、溶接割れ感受性組成の低い鋼材を使用する。
(4)高張力鋼の溶接で低温割れを防ぐため、低水素系溶接棒を使用する。
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誤っている選択肢は (2)

【解説】
(1)正しい。タブ板を設置することで溶接電流の流れが安定し、始端・終端で発生しやすい磁気吹きを抑制できます。
(2)誤り。炭素当量が高い鋼材ほど硬化しやすく、低温割れの危険性が増します。低温割れ防止には炭素当量の低い鋼材を選ぶことが重要です。
(3)正しい。溶接割れ感受性組成が低い鋼材は硬化しにくく、低温割れのリスクが小さくなります。
(4)正しい。低水素系溶接棒は溶接金属中の拡散性水素を低減でき、低温割れ防止に非常に有効です。

【No.268】 低温割れ

低温割れに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)高張力鋼の溶接で低温割れを防ぐため、溶接棒を適切に乾燥し、吸湿しないように扱う。
(2)高張力鋼の溶接で低温割れを防ぐため、ソリッドワイヤを用いるガスシールドアーク溶接を採用する。
(3)高張力鋼の溶接で低温割れを防ぐため、溶接割れ感受性組成の低い鋼材を使用する。
(4)高張力鋼の溶接で低温割れを防ぐため、予熱を行う。
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誤っている選択肢は 無し

【解説】
(1)正しい。溶接棒が吸湿すると水素量が増え、低温割れの原因になります。乾燥保持は必須の管理項目です。
(2)正しい。ガスシールドアーク溶接は水素混入が少なく、低温割れのリスクを低減できます。特にソリッドワイヤは水素源が少ないため有効です。
(3)正しい。割れ感受性の低い鋼材は硬化しにくく、低温割れの発生を抑えられます。同じ理由で炭素当量の低い鋼材が推奨されます。
(4)正しい。予熱により冷却速度が低下し、硬化組織の生成と水素濃度を抑制できます。低温割れ防止の基本対策です。

【No.269】 低温割れ

低温割れに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)高張力鋼の溶接で低温割れを防ぐため、予熱を行う。
(2)高張力鋼の溶接で低温割れを防ぐため、溶接入熱を小さめに設定する。
(3)鋼突き合わせ溶接部の表面欠陥を検出するための目視試験では、目違いを検査する。
(4)鋼突き合わせ溶接部の表面欠陥を検出するための目視試験では、余盛高さを検査する。
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誤っている選択肢は (2)

【解説】
(1)正しい。予熱は溶接部の温度勾配を緩和し、水素の拡散を促進するため、低温割れ防止に非常に効果的です。
(2)誤り。入熱が小さいと冷却が速くなり、硬化組織が生成しやすくなります。低温割れ防止には適切な入熱を確保し、急冷を避けることが重要です。
(3)正しい。目違い(段差)は応力集中の原因となるため、目視試験で必ず確認する項目です。
(4)正しい。余盛高さが過大・過小であると強度不足や応力集中につながるため、目視で確認します。

【No.270】 非破壊検査

非破壊検査に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)鋼突き合わせ溶接部の表面欠陥を検出するための目視試験では、アンダカットを検査する。
(2)鋼突き合わせ溶接部の表面欠陥を検出するための目視試験では、ラメラテアを検査する。
(3)鋼突き合わせ溶接部の表面欠陥を検出するための目視試験では、オーバラップを検査する。
(4)鋼突き合わせ溶接部の表面欠陥を検出するための目視試験では、ビード形状を検査する。
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誤っている選択肢は (2)

【解説】
(1)正しい。アンダカットは疲労強度を著しく低下させるため、目視試験で重要な確認項目です。
(2)誤り。ラメラテアは板厚方向の割れであり、内部欠陥のため目視では検出できません。超音波探傷などが必要です。
(3)正しい。オーバラップは融合不良の一種であり、表面に現れるため目視で確認できます。
(4)正しい。ビード形状は溶接品質を判断する基本項目であり、均一性・幅・高さなどを目視で確認します。
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