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【固定資産税】は内装・外装・設備などで決まるー30代サラリーマンの新築戸建て購入まで

妻子持ち30代サラリーマンです。

現在居住している2LDKの賃貸物件が狭くなってきたため、マイホームの購入を考えています。

高い買い物なので、可能な限りお得にしたいと思い、自分でいろいろ調べたことを当ブログにまとめていきます。どなたかの参考になれば幸いです。

今回のテーマは、『建物の固定資産税』についてです。

建物の固定資産税の計算方法

固定資産税=家屋の評価額×固定資産税税率1.4%

固定資産税は、家屋の評価額に固定資産税税率を掛けた金額です。

固定資産税税率の標準税率は1.4%とされています。

固定資産税課税対象の建物

ガレージやプレハブも、構造によっては固定資産税が掛かる場合があります。

以下の3つの条件をすべて満たす場合は固定資産税が掛かる建物として扱われます。

・屋根があり、3方以上外周壁や建具で囲われていること(外気分断性)
・基礎等で土地に固定されていること(土地定着性)
・居住、作業、貯蔵等に利用できる状態にあること(用途性)

例えば、屋根だけの自動車用倉庫や、コンクリートブロックの上に載せるだけのプレハブなどは固定資産税がかかりません。

建物の固定資産税評価額

建物の固定資産税を計算するための家屋の評価額は、評点1点=1円として計算します。

また、最終的に、評価点には補正係数が掛けられます。

戸建ての購入を考えている方は、次の項目が評価点に影響することを知っていると、後々後悔することが少なくなるかもしれません。

  1. 木造と非木造(鉄筋コンクリート造、鉄骨造)で別れる
  2. 部分ごとに評価される

木造と非木造

木造と非木造では、評価点に掛ける『補正係数』が異なります。補正係数の項目の代表として、物価水準による補正率があります。

【物価水準による補正率】
木造:一部市町村を除き0.90
非木造:全市町村1.00

ほかにも補正係数はありますが、基本的には木造のほうが係数の値が小さく設定されているので、評価点が低くなります。

部分ごとの評価

固定資産税の評価点として評価される部位に、次のようなものがあります。

・屋根
・基礎
・外壁
・内装壁仕上
・天井仕上
・床
・設備

詳しくは、総務省HP(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/ichiran13/ichiran13_00.html)をご参照ください。

屋根

大きくは陸屋根(フラットな屋根)と勾配屋根(斜めの屋根)で別れています。自分に関係しそうな項目を抜粋します。

屋根の形状 仕上げの種類 評価点
陸屋根 シート防水 9,810
金属板防水 13,080
勾配屋根 瓦(中) 15,690
金属板(鋼板) 12,250
アスファルトシングル 9,170

※延床面積1m2あたり屋根面積1.4m2

基礎

基礎は鉄筋コンクリートであることを前提とします。基礎の地上高さによって評価点が異なります。地上高さが高いほど、水害リスクが小さくなり、点数が上がると推察されます。

地上高さ(cm) 評価点
60 16,510
45 13,980
30 11,450

※延床面積1m2あたり立上り部分面積0.95m2

外壁

戸建ての外壁で主流なものは”サイディング”です。サイディングの中でも窯業系サイディングを採用している戸建てが約8割となっています。

窯業系サイディングのほかには、金属系サイディング、樹脂系サイディングがあります。

タイルは高級感があり、耐久性が高いですが、固定資産税の評価額は高くなります。

外壁の種類 評価点
サイディング 7,530
外壁吹付仕上 5,900
鋼板 6,610
外装タイル 11,890

※延床面積1m2あたり外壁面積1.2m2

内装壁仕上

内装壁仕上は種類が多いです。そして、評価点も種類によって大きく異なります。筆者が調べた範囲では、ローコスト住宅では、クロスが採用される場合が多いです。

内装壁仕上の種類 評価点
クロス 5,200
木質系(並) 3,190
内装タイル(中) 21,390

※延床面積1m2あたり内装壁面積2.6m2

天井

天井仕上げは次の仕上げが多いと思います。

天井仕上の種類 評価点
木質系(並) 2,780
クロス 3,590
塗り天井 8,630

※延床面積1m2あたり天井面積1m2

設備・その他

設備は、交換しやすいシステム化された設備のほうが評価点が高いといえます。工場政策のため品質が高いのと、交換しやすいという理由だと推察されます。

設備の種類 評価点
浴槽(並) 19,520
ユニットバス 379,850

その他は、追加するだけで評価点が加算されます。必要最小限にすることで節税になる項目です。

その他 評価点
階段 188,670
バルコニー 48,270
付け書院(並) 37,350

建物の固定資産税の軽減税率

2022年3月31日までに新たに建てられた住宅について、固定資産税の軽減措置が適用されます。軽減される税額の幅は、新築一戸建ての場合で3年間は2分の1に減額です。

軽減措置を受けるためには、居住部分の床面積が50m2以上で、280m2以下である必要があります。

また、新築の長期優良住宅では、固定資産税が5年間は2分の1に減額されます。

長期優良住宅

長期優良住宅は、次の項目の等級・基準を満たすことで認定を得られます。

・断熱性能に優れていること
・省エネルギー設計であること
・数世代にわたって居住できる構造であること
・共用部のバリアフリー性が高いこと
・耐震性が高いこと
・配管などのメンテナンス性が高いこと
・内装や設備の点検・補修がしやすいこと
・面積が一定以上であること

以上、筆者が戸建ての購入を考える中で調べた内容です。今回は固定資産税を調べましたが、外壁・屋根や設備の維持費・修繕費等も調べる必要を感じました。

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