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【診断士の問題と解説】1日5問!(Vol.2-1)基本問題1_ジャンカ

コンクリート診断士 問題と解説Vol.2-1

 このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。

【No.1】

ジャンカに関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
(1)ジャンカとは、自由水やセメントペースト,モルタルなどが流れ出し,コンクリート表面に細骨材が縞状に露出したものである。
(2)ジャンカの発生要因としては、大きく分けて「品質不良,打込み不良,締固め不良」の3つに分類される。
(3)ジャンカの発生要因として,コンクリートの材料分離が挙げられる。
(4)ジャンカの発生要因として,4メートル以上の高い位置からの落下による打設が挙げられる。
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正解はすべて

【解説】
(1)○正しい。ジャンカとは、打ち込まれたコンクリートの一部に,セメントペーストやモルタルの廻りが悪いために、粗骨材だけが集まって出来た,空隙の多い構造物の不均質な部分をいいます。自由水やセメントペースト,モルタルなどが流れ出し,コンクリート表面に細骨材が縞状に露出したものは,すなすじです。
(2)○正しい。ジャンカの発生要因としては、大きく分けて「品質不良,打込み不良,締固め不良」の3つに分類されます。
(3)○正しい。ジャンカの発生要因として,コンクリートの材料分離が挙げられます。
(4)○正しい。ジャンカの発生要因として,4メートル以上の高い位置からの落下による打設が挙げられます。

【No.2】

ジャンカの発生要因に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(1)ジャンカの発生要因として,バイブレータの性能や取扱いの不具合が挙げられる。
(2)ジャンカの発生要因として,偶角部や型枠面での締固め不足が挙げられる。
(3)ジャンカの発生要因として,締め固め時間や締め固め間隔が短すぎることが挙げられる。
(4)ジャンカの発生要因として,スランプの大きいコンクリート材料の使用が挙げられる。
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正解は(4)

【解説】
(1)○正しい。ジャンカの発生要因として,バイブレータの性能や取扱いの不具合が挙げられます。
(2)○正しい。ジャンカの発生要因として,偶角部や型枠面での締固め不足が挙げられます。
(3)○正しい。ジャンカの発生要因として,締め固め時間や締め固め間隔が短すぎることが挙げられます。
(4)×誤り。ジャンカの発生要因として,スランプの小さいコンクリート材料の使用が挙げられます。

【No.3】

ジャンカの生じやすい場所に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(1)ジャンカの生じやすい場所として,設備の埋込み金物や配管などの下部,窓などの開口部の下部が挙げられる。
(2)ジャンカの生じやすい場所として,厚さが薄く,平面的に広がりのある床が挙げられる。
(3)ジャンカの生じやすい場所として,SRC造の梁鉄骨フランジ下端が挙げられる。
(4)ジャンカの生じやすい場所として,薄い壁や壁付きの階段が挙げられる。
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正解は(2)

【解説】
(1)○正しい。ジャンカの生じやすい場所として,設備の埋込み金物や配管などの下部,窓などの開口部の下部が挙げられます。
(2)×誤り。厚さが薄く,平面的に広がりのある床は,バイブレーターでの締め固めが目視で確認しやすく,ジャンカは生じにくい場所です。
(3)○正しい。ジャンカの生じやすい場所として,SRC造の梁鉄骨フランジ下端が挙げられます。
(4)○正しい。ジャンカの生じやすい場所として,薄い壁や壁付きの階段が挙げられます。

【No.4】

ジャンカの防止対策に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(1)ジャンカの防止対策としては,コンクリートが材料分離しないように打ち込み、バイブレータで充分に締め固める。
(2)ジャンカの防止対策として,単位水量が少なくワーカビリティーが良好な配合のコンクリートを使用することが挙げられる。
(3)ジャンカの防止対策として,骨材は,細骨材と粗骨材の粒度分布が良いものを使用する。
(4)ジャンカの防止対策として壁などのバイブレーターを使用しにくい場所では,横流しによりコンクリートを充填させる。
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正解は(4)

【解説】
(1)○正しい。ジャンカの防止対策として,コンクリートが材料分離しないように打ち込み、バイブレータで充分に締め固める。
(2)○正しい。ジャンカの防止対策として,単位水量が少なくワーカビリティーが良好な配合のコンクリートを使用することが挙げられます。
(3)○正しい。ジャンカの防止対策として,骨材は,細骨材と粗骨材の粒度分布が良いものを使用します。
(4)×誤り。ジャンカの防止対策として,壁などのバイブレーターを使用しにくい場所であっても,コンクリートを横流ししてはなりません。

【No.5】

脱型後に認められたジャンカに関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(1)脱型後にジャンカが認められた場合には,発生位置を図面に記録しスケールなどで測定し、面積を算定する。
(2)脱型後にジャンカが認められた煬合には,ハンマーでジャンカの粗骨材部分を叩き,ジャンカの程度を判定、評価する。
(3)ジャンカ部分は,粗骨材が集まっているため,中性化抑制効果が発揮できる。
(4)脱型後にジャンカが認められた場合,ジャンカ部に鉄筋等の鋼材が存在する場合には、腐食が早く始まるため早急に補修を行う必要がある。
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正解は(3)

【解説】
(1)○正しい。脱型後にジャンカが認められた場合には,発生位置を図面に記録しスケールなどで測定し、面積を算定します。
(2)○正しい。脱型後にジャンカが認められた煬合には,ハンマーでジャンカの粗骨材部分を叩き,ジャンカの程度を判定、評価します。
(3)×誤り。ジャンカ部分は,空隙の多い構造であるため,中性化抑制効果は発揮できず,早急に補修する必要があります。
(4)○正しい。脱型後にジャンカが認められた場合,ジャンカ部に鉄筋等の鋼材が存在する場合には、腐食が早く始まるため早急に補修を行う必要があります。
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