WES試験対策(1級) 問題と解説 No.161~165
このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。
【No 641~660】WES溶接管理技術者試験対策
WES溶接管理技術者試験勉強のための一問一答形式の音声教材です。初学者である自分向けに、音声には基本的な用語の説明も含めています。運動中や通勤中に聞き流しながら...
【No.161】 エレクトロスラグ溶接
エレクトロスラグ溶接に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)エレクトロスラグ溶接の溶接電源には、直流定電圧特性電源が用いられる。
(2)エレクトロスラグ溶接の溶接電源には、交流垂下特性電源が用いられる。
(3)エレクトロスラグ溶接のフレックスには、ティグ溶接用の溶融フラックスを使用する。
(4)エレクトロスラグ溶接のワイヤには、アーク溶接用のソリッドワイヤを用いる。
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誤っている選択肢は (3)
【解説】
(1)正しい。直流定電圧(CV)特性電源がよく使われ、これはアーク長が変動してもワイヤの溶融速度を調整してアーク長を一定に保ち、安定した溶接を実現します。CV特性電源は、電流が増えると電圧が低下する(または一定に保つ)特性を持ち、厚板の立向上進溶接で多量の溶着を効率的に行うのに適しており、溶融金属が垂れ落ちるのを防ぎながら安定した溶込みが得られるのが特長です。
(2)正しい。エレクトロスラグ溶接の溶接電源には、交流垂下特性電源が用いられます。溶接電源の垂下特性とは、電流が増加すると出力電圧が著しく低下する電源の特性で、アーク長が多少変動しても溶接電流がほぼ一定に保たれるため、手振れの影響を受けやすい手溶接に適しています。
(3)誤り。エレクトロスラグ溶接のフレックスには、サブマージアーク溶接用の溶融フラックスを使用します。
(4)正しい。エレクトロスラグ溶接のワイヤには、アーク溶接用のソリッドワイヤを用います。
【No.162】 溶接に用いるセンサ
溶接に用いるセンサに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)溶接ワイヤが母材と接触したときの電圧変化を検出して、母材位置を認識するセンサに、超音波センサがある。
(2)溶接ワイヤが母材と接触したときの電圧変化を検出して、母材位置を認識するセンサに、アークセンサがある。
(3)溶接ワイヤが母材と接触したときの電圧変化を検出して、母材位置を認識するセンサに、ワイヤタッチセンサがある。
(4)溶接ワイヤが母材と接触したときの電圧変化を検出して、母材位置を認識するセンサに、光センサがある。
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誤っている選択肢は (1)、(2)、(4)
【解説】
(1)誤り。超音波センサでは、電圧変化を検出できません。
(2)誤り。アークセンサは アーク溶接中のアーク電圧変動を利用してトーチ位置を補正するセンサ です。
(3)正しい。ワイヤが母材に触れた瞬間の導通を検出する、ワイヤタッチセンサが用いられます、
(4)誤り。光センサでは、電圧変化を検出できません。
【No.163】 溶接に用いるセンサ
溶接に用いるセンサに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)アーク電圧の変化を検出して、トーチ高さを一定に制御するのは、ACCである。
(2)アーク電圧の変化を検出して、トーチ高さを一定に制御するのは、AVCである。
(3)アーク電圧の変化を検出して、トーチ高さを一定に制御するのは、FMSである。
(4)アーク電圧の変化を検出して、トーチ高さを一定に制御するのは、CIMである。
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誤っている選択肢は (1)、(3)、(4)
【解説】
(1)誤り。ACCはアークの安定化・電流制御です。
(2)正しい。アーク電圧の変化を検出してトーチ高さを一定に保つ制御方式は、一般にAVC(アークボルテージコントロール:アーク電圧制御)と呼ばれます。
(3)誤り。FMSは、フレキシブル生産システムのことで、生産設備を自動化しつつ、多品種少量生産に柔軟に対応できるようにしたシステムのことです。
(4)誤り。CIMは、コンピュータ統合生産システムのことで、あらゆる情報(設計・生産・管理・物流など)を コンピュータで一元的に統合し、自動化・最適化する考え方、仕組みのことです。
【No.164】 溶接に用いるセンサ
溶接に用いるセンサに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)レーザスリット光やXXDカメラを利用して、溶接線・溶融池形状などを検出するセンサに、超音波センサがある。
(2)レーザスリット光やXXDカメラを利用して、溶接線・溶融池形状などを検出するセンサに、アークセンサがある。
(3)レーザスリット光やXXDカメラを利用して、溶接線・溶融池形状などを検出するセンサに、光センサがある。
(4)レーザスリット光やXXDカメラを利用して、溶接線・溶融池形状などを検出するセンサに、温度センサがある。
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誤っている選択肢は (1)、(2)、(4)
【解説】
(1)誤り。レーザスリット光や CCDカメラのように、溶接線・開先・溶融池形状を画像として検出するタイプのセンサに、超音波センサは含まれません。
(2)誤り。アークセンサは、アーク溶接中に発生するアーク電圧・電流の変化を利用して、溶接線の位置ズレを検出し、ロボットのトーチ軌跡を補正するセンサです。
(3)正しい。レーザスリット光や CCDカメラのように、溶接線・開先・溶融池形状を画像として検出するタイプのセンサに、光センサがあります。
(4)誤り。レーザスリット光や CCDカメラのように、溶接線・開先・溶融池形状を画像として検出するタイプのセンサに、温度センサは含まれません。
【No.165】 溶接に用いるセンサ
溶接に用いるセンサに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)溶接中の溶接線倣い制御に適用できるセンサに、ワイヤタッチセンサがある。
(2)溶接中の溶接線倣い制御に適用できるセンサに、アークセンサがある。
(3)溶接中の溶接線倣い制御に適用できるセンサに、光センサがある。
(4)溶接中の溶接線倣い制御に適用できるセンサに、温度センサがある。
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誤っている選択肢は (1)、(4)
【解説】
(1)誤り。ワイヤタッチセンサは “溶接中” の溶接線倣い制御には使えません。ワイヤタッチは 溶接前の位置補正(ティーチング補正・スタート位置補正)専用 の方式であり、アークが出ている最中のリアルタイム倣いには適用できない仕組みです。
(2)正しい。溶接中の溶接線倣い制御に適用できるセンサに、アークセンサがあります。
(3)正しい。溶接中の溶接線倣い制御に適用できるセンサに、開先形状をリアルタイム測定する、光センサがあります。
(4)誤り。溶融池の形状はミリ秒単位で変化します。
点温度だけでは溶接線の位置を推定できません。
点温度だけでは溶接線の位置を推定できません。
