サイトアイコン Blog AtoZ

【UVスペクトル法】混和剤に着目し、受熱温度を推定

火害の調査手法のひとつ

RC構造物は一般的に耐火性に優れますが、受熱温度が高くなると、コンクリート・鉄筋の剛性および強度低下が著しくなります。

火害の調査方法として以下が挙げられます。

<一次調査(=簡易調査)>

<二次調査(=詳細調査)>

今回は、二次調査手法の一種である【UVスペクトル法】についてまとめていきたいと思います。

UVスペクトル法とは?

UVスペクトル図の例

  1. コンクリート中の混和剤に着目し、受熱温度を推定する方法です。
  2. 健全部のコンクリートを採取・加熱し分光光度計を用いてUVスペクトルを分析します。
  3. 火害を受けたコンクリートをUVスペクトル分析し、検量線を用いてコンクリートの深さ方向の受熱温度分布を推定します。

UVスペクトル法の特徴

モバイルバージョンを終了