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【水害対策】について覚えやすく<技術士試験学習記録3>

水害事例(近年の例)

近年、気候変動の影響により集中豪雨のリスクが高まっています。記憶に新しいものとして、以下が挙げられます。

発生時期 名称 地域と内容
2018年8月 台風11・12号 広島市で土砂災害、死者75名
2019年10月 台風19号 関東地方や甲信地方、東北地方などで記録的な大雨
鬼怒川氾濫
2020年7月 梅雨前線(線状降水帯) 九州地方で記録的大雨
(球磨川氾濫・決壊により熊本県で死者65名)

2019年台風19号(令和元年東日本台風)による被害状況写真

出典:内閣府ホームページ(http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/pdf/R2_tokushu1.pdf

私は仕事の関係で、2018年は広島市安佐南区に住んでおりました。その時に聞いた、職場の協力業者さんのご兄弟が、土砂災害で命を落とされたというお話が強く印象に残っています。

また、2019年に起こった鬼怒川の氾濫については、私の実家が栃木県のため、心配になって連絡をした記憶があります。

このようなことからも、私たちの身近なところに水害が迫ってきていることを強く実感します。

気候変動と雨量の変化

・全国の1時間降水量50mm以上の年間発生回数は増加しています(統計期間1976~2019年で10年あたり28.9回の増加、信頼度水準99%で統計的に有意)。
・最近10年間(2010~2019年)の平均年間発生回数(約327回)は、統計期間の最初の10年間(1976~1985 年)の平均年間発生回数(約226回)と比べて約1.4倍に増加しています。

時間降水量50mm以上の年間発生回数

赤線:長期変化傾向(この期間の平均的な変化傾向)を示す。

出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html

技術士の試験で大きな課題(今回のページでは①水害対策)に関連した多面的な課題として問われるのは以下の点です。

<大きな課題>

①気候変動による水害への対策

<技術士試験に関連した多面的な課題>

②ダムや堤防等の水害に対する社会資本ストック(参考ページ)をどのように維持管理していくか。
少子高齢化社会を迎えて、財源縮小、技術者不足をどのように補っていくか。

キーワード:社会資本ストック、少子高齢化社会(=財源縮小、技術者不足)

<水害対策の考え方>

水害対策では、災害対応の基本サイクルに応じて適応策を考えるとまとめやすいです。

①予防(施設・非施設)
②応急対応
③復旧・復興


災害対応の基本サイクル

出典:国交書ホームページ(https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/kikouhendou/05/pdf/s6.pdf)

適応策の例として、分かりやすいものを挙げていきます。
まずは表で、どのマトリクスに該当するかを確認していきます。

予防 応急対応 復旧・復興
施設 非施設
治水対策(ダム、A.堤防、排水施設等) 土地利用規制(危険地域の新規開発規制)
住居誘導(B.コンパクトシティ
自治体や企業のBCP(C.浸水時の避難等 D.復旧時の災害対策強化

出典:国交省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/kikouhendou/05/pdf/s6.pdf

<新たに発生する共通リスク>

施設(ハード)の整備をすると、ハザードマップ(ソフト)の内容も変わることに留意し、災害時の対応策もそれに応じて更新していく必要があります。

また、整備したら対策は終わりではなく、施設の維持・管理を含め”社会資本ストック””少子高齢化”という課題に対して適切に対応しなければなりません。

以上、水害についてでした。記録2(PFIについて)でも触れましたが、大きな課題に対して、関連した多面的な課題として問われるのは以下の点です。

<技術士試験に関連した多面的な課題>

・ダムや堤防等の水害に対する社会資本ストック参考ページ)をどのように維持管理していくか。
少子高齢化社会を迎えて、財源縮小、技術者不足をどのように補っていくか。

今回は、水害対策についてまとめました。次回は新技術活用(ICT等)についてまとめたいと思います。以上

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