【エクセル超初心者向け】グラフでキレイな”らせん”を描く(図解)

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【エクセルのグラフでキレイな”らせん”を描く(図解あり)

このページでは、エクセルのグラフ作成機能で、上の図のようなキレイな”らせん”を描く方法を解説しています。

 エクセルの超初心者の方でも、このページの解説を見ながら作業を行えば、5分程度でキレイな”らせん”をつくることができると思います。是非参考にしてください!
<メリット>
好きな色や太さ、回転数のキレイな”らせん”を描くことができるようになります。
<デメリット>
数式入力・三角関数の知識が必要で、少しだけ難しく感じるかもしれません。
<注意点>
「ドラッグ(左クリックでつかむ動作)」「ダブルクリック」といったパソコンの基本動作の事前理解は必要です。

エクセルのグラフで”らせん”を描くための手順の紹介

 図解をメインに手順を紹介していきます。作業環境は「Wiondows10」で「Excel Microsoft365」を使用しています。

 図解をメインにしているため、各手順の説明は、図の後に記載するというルールで、以下に示していきます。

グラフ用の数値の準備

1.入力項目の作成

説明1:数値を入力する項目を作成します。好きな回転数のらせんを描けるように、工夫をしています。

2.円周率の入力

説明2:円周率(π:パイ)をセルに入力します。数式は次のとおりです。
=pi()

3.回転数の入力

説明3-1:回転数の入力セルと、Nの最終行を計算するセルを作成します。ここで、グラフの値は、πを12分割した値でプロットすると、最終的にきれいなグラフが描けます。それに合わせて、最終行も回転数×12としています。
説明3-2:回転数とは、上の図のように、1/4回転で0.5、半回転で1としています。(π=180°=πであることから、この式にしました。)
=回転数×12

4.計算用の連番の入力

説明4:N列には、0からNの最終行で計算した数値までを入力します。

5.連番入力の小ネタ

説明5-1:N列に全ての数値を打ち込むのは非常に手間が掛かるので、0、1、2まで入力後は、0~2を左クリックを押しながら範囲指定して、グレーのハッチング状態にします。その後、範囲指定した箇所の右下の「+」部分を画面下方向にドラッグして、Nの最終行(ここでは42)までマウスの左ボタンを押しながら移動します。
説明5-2:最後に、ドロップする(マウスの左ボタンを離す)と、入力が非常に楽になります。

6.準備計算

説明6-1:A列に計算式を入力します。これは、円周率πを12分割した数値が連続して並ぶように計算式を作成しています。計算式は次のとおりです。「$B$5」は、このセルをコピーして違うセルに張り付けても、B5のセルの位置を参照してくれるという便利な数式です。
=($B$5/12)*C5
説明6-2:N=0の時の数式をセルに入力したら、あとは同じ式の連続です。このとき、数式を入力したセルを選択すると、枠の右下をドラッグでつかめるようになります。N列の時と同様に、画面下方向にマウスを動かし、ドロップでマウスの左ボタンを離してください。

7.X軸の数値計算

説明7:エクセルでグラフを描くためには、X軸とY軸の数値をそれぞれ決める必要があります。キレイな”らせん”を描くために、X軸の数値には、次の式を用います。
X=Acos(A)

8.Y軸の数値計算

説明8-1:つぎに、Y軸の数値を計算で求めます。先ほどのXに対応する数値として、次の式を用います。
Y=Asin(A)
説明8-2:今度は、入力したxとyの数式を同時に選択します。そして、選択班にの右下のつかめる部分をダブルクリックします。すると、左に入力されているAの行と同じところまで、同じ数式をコピーしてくれます。

9.グラフの作成

説明9-1:最後に、計算で作成した数値の列Xと列Yの値をグラフ化します。グラフを作成する場合には、グラフ化したい数値の範囲を選択後、「挿入」タブからグラフを選択すると簡単です。
説明9-2:挿入したグラフは、そのままだとキレイな”らせん”になりません。軸の数値や補助線を消し、「書式」タブで形や色、線の太さをそろえましょう。

10.グラフの完成

この様にキレイな”らせん”をエクセルのグラフで描くことができました。
この記事は以上です。是非試してみてください!
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