WES試験対策(1級) 問題と解説 No.136~140
このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。
【No.136】 ガウジング
ガウジングに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)エアアークガウジングで、クロムは溝に付着して割れの原因となる。
(2)エアアークガウジングで、タングステンは溝に付着して割れの原因となる。
(3)エアアークガウジングで、炭素は溝に付着して割れの原因となる。
(4)エアアークガウジングで、銅は溝に付着して割れの原因となる。
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誤っている選択肢は (1)、(2)、(3)
【解説】
(1)誤り。エアアークガウジングでは、クロムが溝に付着して割れの原因となることは一般的にありません。
(2)誤り。エアアークガウジングではタングステンが溝に付着して割れの原因になることはありません。割れの原因として「タングステンの混入」が問題になるのはティグ溶接の場合です。タングステン電極が母材や溶融池に接触すると、タングステン粒が溶接金属に混入し、硬く脆い介在物となって割れを誘発します。
(3)誤り。エアアークガウジングで炭素は溝表面に付着しますが、それ自体が直接割れの原因になることはほとんどありません。
(4)正しい。ガウジング電極は炭素棒に銅メッキが施されています。アーク熱や機械的摩耗によって、この銅メッキが溝に落下・付着することがあります。銅は鉄鋼中に固溶しにくく、溶接金属に混入すると脆い介在物を形成します。溶接時に銅が局所的に濃化すると、割れの核となりやすく、特に横割れや熱影響部割れを誘発する可能性があります。
【No.137】 ガウジング
ガウジングに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)耐候性鋼は、エアアークガウジングを使用できない。
(2)アルミニウム合金は、エアアークガウジングを使用できない。
(3)炭素鋼は、エアアークガウジングを使用できない。
(4)ステンレス鋼は、エアアークガウジングを使用できない。
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誤っている選択肢は (1)、(4)
【解説】
(1)誤り。耐候性鋼(コルテン鋼など)は炭素鋼系の鋼材であり、エアアークガウジングによる除去加工は問題なく行えます。
(2)正しい。エアアークガウジングは炭素電極を用い、アーク熱で母材を溶融し、圧縮空気で吹き飛ばす方法です。炭素電極から炭素が飛散し、母材表面に付着します。アルミニウムは炭素と反応しやすく、アルミニウム炭化物を生成します。アルミニウム炭化物は非常に硬く脆い化合物で、溶接部に残留すると割れや脆化の原因になります。
(3)正しい。炭素鋼にはエアアークガウジングを問題なく使用できます。むしろ、炭素鋼はエアアークガウジングの代表的な適用材です。ステンレス鋼はクロムを含み、表面に酸化クロムの強固な皮膜を形成します。この酸化物は融点が高く、流動性が悪いため、炭素鋼のように酸化燃焼で除去できません。
(4)誤り。エアアークガウジングは炭素電極と圧縮空気を用いて母材を溶融・除去する方法であり、炭素鋼だけでなくステンレス鋼にも適用可能ですが、ステンレス鋼はクロム酸化物を形成し、融点が高く流動性が悪く、ガウジング後にスラグが強固に付着しやすいため、ステンレス鋼では、プラズマガウジングがより適しているとされます。
【No.138】 ガウジング
ガウジングに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)プラズマガウジングに使用する電極の材料に、タングステンがある。
(2)プラズマガウジングに使用する電極の材料に、ハフニウムがある。
(3)プラズマガウジングに使用する電極の材料に、ジルコニウムがある。
(4)プラズマガウジングに使用する電極の材料に、炭素がある。
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誤っている選択肢は (2)、(3)、(4)
【解説】
(1)正しい。プラズマアークを利用して母材を溶融し、ガス流で吹き飛ばす方法です。プラズマガウジングに使用する電極材料としてタングステンは一般的に使われます。
(2)誤り。ハフニウムは融点が約2227℃とタングステンより低いですが、プラズマ切断で用いられます。
(3)誤り。プラズマ切断に使用する電極材料としてジルコニウム入りタングステンが存在します。
(4)誤り。プラズマガウジングに使用する電極材料に炭素は使われません。
【No.139】 ガウジング
ガウジングに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)プラズマガウジングに、酸素ガスを使用する。
(2)プラズマガウジングに、アルゴンガスを使用する。
(3)プラズマガウジングに、水素ガスを使用する。
(4)プラズマガウジングに、炭酸ガスを使用する。
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誤っている選択肢は (1)、(4)
【解説】
(1)誤り。プラズマガウジングでは通常、酸素ガスは使用しません。
(2)正しい。プラズマガウジングでは通常、アルゴンガスを使用します。
(3)正しい。プラズマガウジングには水素ガスが使用される場合があります。ただし、単独で使うのではなく、通常はアルゴンとの混合ガスとして利用されます。
(4)誤り。プラズマガウジングでは通常、炭酸ガスは使用しません。
【No.140】 ガウジング
ガウジングに関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)突合せ溶接継手で裏ハツリを実施する場合、ハツリ部分は板厚中央部までである。
(2)突合せ溶接継手で裏ハツリを実施する場合、ハツリ部分は初層部厚さの半分である。
(3)突合せ溶接継手で裏ハツリを実施する場合、ハツリ部分は初層の溶接欠陥のみである。
(4)突合せ溶接継手で裏ハツリを実施する場合、ハツリ部分は初層部のすべてである。
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誤っている選択肢は (1)、(2)、(3)
【解説】
(1)誤り。突合せ溶接継手で裏ハツリを実施する場合、ハツリ部分は初層部のすべてです。
(2)誤り。突合せ溶接継手で裏ハツリを実施する場合、ハツリ部分は初層部のすべてです。
(3)誤り。突合せ溶接継手で裏ハツリを実施する場合、ハツリ部分は初層部のすべてです。
(4)正しい。突合せ溶接継手で裏ハツリを実施する場合、ハツリ部分は初層部のすべてです。