WES試験対策(1級) 問題と解説 No.241~245

WES(溶接)

WES試験対策(1級) 問題と解説 No.241~245

 このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。

【No.241】 アーク溶接

アーク溶接に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)溶接アーク溶接について、アークへの供給電力は、アーク電圧と溶接電流との積で与えられる。
(2)溶接アーク溶接について、溶接入熱は供給電力を溶接速度で除したものである。
(3)溶接アーク溶接について、熱効率は溶接中の電極温度に対する母材の温度上昇の割合である。
(4)溶接アーク溶接について、サブマージアーク溶接の熱効率は50%程度である。
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誤っている選択肢は (3)、(4)

【解説】
(1)正しい。アークに供給される電力は電圧×電流で表され、電気エネルギーの基本式に従っています。
(2)正しい。入熱は単位長さあたりの投入エネルギーであり、供給電力を溶接速度で割って求めます。
(3)誤り。熱効率は電源から供給されたエネルギーのうち、母材の溶融に使われた割合を示すもので、電極温度とは関係しません。
(4)誤り。サブマージアーク溶接の熱効率は非常に高く、一般に90%前後とされています。

【No.242】 アーク溶接

アーク溶接に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)磁気吹きは熱的ピンチ効果の著しい非対称性によって生じる。
(2)磁気吹きは直流溶接よりも交流溶接で発生しやすい。
(3)溶接線付近に大きな鋼ブロックがあるとアークは鋼ブロックと反対側に振れる。
(4)母材端部に近づくとアークは母材中央部側に振れる。
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誤っている選択肢は (1)、(2)、(3)

【解説】
(1)誤り。磁気吹きはアーク周囲の磁束の偏りによって生じる現象で、熱的ピンチ効果とは別の要因です。
(2)誤り。磁気吹きは直流溶接で発生しやすく、交流では電流方向が周期的に変わるため発生しにくいです。
(3)誤り。鋼ブロック側に磁束が集中するため、アークは鋼ブロック側へ引き寄せられます。
(4)正しい。端部では磁束が偏るため、アークは中央側へ引き寄せられやすくなります。

【No.243】 アーク溶接

アーク溶接に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)大気からの隠ぺいにフラックスを利用する溶接法に、被覆アーク溶接がある。
(2)大気からの隠ぺいにフラックスを利用する溶接法に、プラズマアーク溶接がある。
(3)大気からの隠ぺいにフラックスを利用する溶接法に、エレクトロガスアーク溶接がある。
(4)大気からの隠ぺいにフラックスを利用する溶接法に、セルフシールドアーク溶接がある。
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誤っている選択肢は (2)、(3)

【解説】
(1)正しい。被覆アーク溶接では、被覆剤が溶けてスラグやガスを生成し、大気から溶融池を保護します。
(2)誤り。プラズマアーク溶接はシールドガスで保護する方式であり、フラックスは使用しません。
(3)誤り。エレクトロガスアーク溶接はガスシールド方式であり、フラックスは使用しません。
(4)正しい。セルフシールドアーク溶接はフラックス入りワイヤがガスを発生させ、大気から溶融池を保護します。

【No.244】 アーク溶接

アーク溶接に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)被覆アーク溶接は、非溶極式溶接法である。
(2)プラズマアーク溶接は、非溶極式溶接法である。
(3)エレクトロガスアーク溶接は、非溶極式溶接法である。
(4)セルフシールドアーク溶接は、非溶極式溶接法である。
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誤っている選択肢は (1)、(3)、(4)

【解説】
(1)誤り。被覆アーク溶接は溶極式であり、電極自体が溶けて溶接金属になります。
(2)正しい。プラズマアーク溶接はタングステン電極を使用する非溶極式の溶接法です。
(3)誤り。エレクトロガスアーク溶接は溶極式で、ワイヤ電極が溶けて溶接金属になります。
(4)誤り。セルフシールドアーク溶接は溶極式で、ワイヤが溶けて溶接金属になります。

【No.245】 アーク溶接

アーク溶接に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)アルミニウム合金のティグ溶接では、直流定電流電源を用いる。
(2)アルミニウム合金のティグ溶接では、シールドガスに窒素を用いる。
(3)アルミニウム合金のティグ溶接では、棒プラス極性時に得られるクリーニング作用を利用する。
(4)アルミニウム合金のティグ溶接では、母材表面の酸化被膜の融点は、母材の融点と同程度である。
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誤っている選択肢は (1)、(2)、(4)

【解説】
(1)誤り。アルミ溶接では交流電源を用いるのが一般的で、酸化膜除去のクリーニング作用を得られます。
(2)誤り。アルミ溶接ではアルゴンやヘリウムを使用し、窒素は適しません。
(3)正しい。交流溶接のプラス極性側で酸化膜が除去されるため、クリーニング作用として利用されます。
(4)誤り。酸化被膜の融点は約2050℃と高く、母材の融点(約660℃)よりはるかに高いです。
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