WES試験対策(1級) 問題と解説 No.311~315
このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。
【No 1241~1260】WES溶接管理技術者試験対策
WES溶接管理技術者試験勉強のための一問一答形式の音声教材です。初学者である自分向けに、音声には基本的な用語の説明も含めています。運動中や通勤中に聞き流しながら...
【No.311】 溶接継手
溶接継手に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)溶接継手の許容応力には、母材の許容応力を用いる。
(2)溶接継手の許容応力について、外力が静荷重の場合、材料の静的強さが許容応力の基準となる。
(3)一般に溶接継手の許容応力は、降伏応力または0.5%オフセット耐力をもとに計算する。
(4)一般に溶接継手の許容応力は、引張強さもとに計算する。
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誤っている選択肢は (3)
【解説】
(1)正しい。溶接継手は母材と同等以上の強度を持つように設計されるため、基本的には母材の許容応力を基準として評価します。溶接部の強度が母材より低い場合は別途評価が必要です。
(2)正しい。静荷重では破壊の主因が「静的強さ」であるため、降伏応力や引張強さを基準に許容応力を設定します。
(3)誤り。許容応力の基準は「0.2%オフセット耐力」です。0.5%ではなく、一般に0.2%耐力が材料の降伏点の代替値として用いられます。
(4)正しい。許容応力は「降伏点基準」と「引張強さ基準」の両方があり、用途や規格に応じて使い分けられます。
【No.312】 溶接継手
溶接継手に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)溶接継手の許容応力について、荷重の大きさや使用条件に不確実な要因が多い場合には、許容応力を高くする。
(2)項構造設計規準では、引張および圧縮の応力に対する安全率の値として、1.5が用いられている。
(3)せん断応力に対する許容応力は、引張応力に対する許容応力を√3で除した値である。
(4)溶接継手に繰り返し荷重が作用する場合には、許容応力は静荷重の場合よりも大きくなる。
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誤っている選択肢は (4)
【解説】
(1)正しい。不確実性が大きい場合は安全率を大きくし、許容応力を低く設定します。
(2)正しい。鋼構造設計規準では、引張・圧縮に対して安全率1.5が一般的に採用されています。これは材料のばらつきや荷重の不確実性を考慮した値です。
(3)正しい。せん断応力は主応力の1/√3に相当するため、許容せん断応力は許容引張応力を√3 で除すことで求められます。
(4)誤り。繰り返し荷重では疲労破壊の危険性が高いため、許容応力は静荷重より「小さく」設定します。
【No.313】 溶接継手
溶接継手に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)溶接継手に繰り返し荷重が作用する場合には、疲労限度が許容応力の基準となる。
(2)溶接継手では、疲労限度が明確でない場合が多く、ある特定の破断寿命に対する応力振幅を用いる。
(3)時間強度は一般に、100万回の破断寿命に対する応力振幅が採用されている。
(4)金属材料の融接に関する品質要求事項で規定されているテクニカルレビューに含まれる項目として、母材の仕様および溶接継手の諸性質が挙げられる。
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誤っている選択肢は (3)
【解説】
(1)正しい。疲労限度は「繰り返し荷重に耐えられる最大応力」であり、疲労設計の基準となります。
(2)正しい。溶接部は応力集中が大きく、明確な疲労限度が現れないため、特定寿命(例:200万回)に対応する応力振幅を基準にします。
(3)誤り。一般には「200万回」の破断寿命に対する応力振幅が採用されます。溶接部の疲労設計でよく用いられる基準です。
(4)正しい。母材の種類・強度・靭性・溶接性などを確認し、溶接継手の性能を確保するための重要項目です。
【No.314】 品質要求事項
品質要求事項に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)金属材料の融接に関する品質要求事項で規定されているテクニカルレビューに含まれる項目として、溶接部の品質および合否判定基準が挙げられる。
(2)金属材料の融接に関する品質要求事項で規定されているテクニカルレビューに含まれる項目として、溶接部の位置、接近のしやすさおよび溶接手順が挙げられる。
(3)金属材料の融接に関する品質要求事項で規定されているテクニカルレビューに含まれる項目として、検査および試験が挙げられる。
(4)金属材料の融接に関する品質要求事項で規定されているテクニカルレビューに含まれる項目として、下請負が挙げられる。
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誤っている選択肢は 無し
【解説】
(1)正しい。溶接部の欠陥許容範囲や検査基準を明確にし、品質を保証するための項目です。
(2)正しい。溶接作業の実施性、安全性、品質確保のため、溶接位置やアクセス性、手順の妥当性を確認します。
(3)正しい。非破壊検査・破壊試験などの方法と基準を確認し、品質保証の体制を整える項目です。
(4)正しい。下請業者の技量・資格・品質管理体制を確認し、品質確保のための責任範囲を明確にします。
【No.315】 品質要求事項
品質要求事項に関する問題で、誤っているものはどれか。
(1)金属材料の融接に関する品質要求事項で規定されているテクニカルレビューに含まれる項目として、溶接後熱処理が挙げられる。
(2)金属材料の融接に関する品質要求事項で規定されているテクニカルレビューに含まれる項目として、溶接前の組み立て状況および完了後の溶接部の寸法・詳細が挙げられる。
(3)金属材料の融接に関する品質要求事項で規定されているテクニカルレビューに含まれる項目として、溶接に関する環境条件が挙げられる。
(4)金属材料の融接に関する品質要求事項で規定されているテクニカルレビューに含まれる項目として、不適合品の取り扱いが挙げられる。
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誤っている選択肢は 無し
【解説】
(1)正しい。応力除去や組織改善のための熱処理条件を確認し、溶接品質を確保する項目です。
(2)正しい。開先形状、ギャップ、溶接後の寸法精度などを確認し、施工品質を保証します。
(3)正しい。温度・湿度・風速など、溶接品質に影響する環境条件を確認する項目です。
(4)正しい。不適合品の識別・隔離・処置方法を定め、品質管理の一貫性を確保するための項目です。