【技術士2次試験 読みやすい文章を書くために part4】

読みやすい文章を書くことが第一

筆者はこれまで作文を避けてきました。筆記試験を突破するには、非常に高いハードルです。さらに、作文に留まらず、読書もまともに行ってきませんでした。

しかし、技術士2次試験合格を目指すうえでは、読みやすい文章を作成することが必須です。

そこで、いろいろ調べた結果、「ロジカル接続詞」というキーワードが、筆者にとって一番分かりやすい内容でしたので、ご紹介します。

ロジカル接続詞

「し、り、て、が」厳禁

わかりにくい文章の例1

「し、り、て」を用いると、次のような文章が書けます。

A君は不合格となり、B君は合格した。・・・NG
A君は不合格し、B君は合格した。・・・NG
A君は不合格して、B君は合格した。・・・NG

これらの文章は、2つの背景が考えられます。

(逆  説)A君は不合格にもかかわらず、B君は合格した。・・・〇
(因果関係)A君が不合格となったため、B君は合格した。・・・〇

このように、読み手に取って背景の受け取り方が異なる文章は、分かりにくい文章となるためNGです。

わかりにくい文章の例2

「が」を用いると、次のような文章が書けます。

①今週は参加できるが、来週は無理だ。・・・NG
②私も出席するが、Cさんも出席予定だ。・・・NG

①今週は参加できる。しかし、来週は無理だ。(but)・・・〇
②私も出席する。妻も出席予定だ。(and)・・・〇

「が」は、2つの意味として捉えることができます。よく読めばどちらの意味か分かります。
しかし、専門的な用語が多く、大量の文章を読まなければならない場合には読み手に取ってストレスとなります。

接続詞を使う意味

「しかし」や「加えて」などの接続詞を用いると、次の文章の内容を想像しやすくなります。

筆者は「し、り、て、が」を日常的に多用しているということが自覚できました。

実際に文章を書いてみると「し、り、て、が」をどうしても使用してしまう場面が生じます。いろいろな意味に捉えられてしまうことがないように、チェックしながら書くことが必要です。

使うべき接続詞の一覧

種類 日本語 英語
時間 ~する時に when
~する前に/後に before/after
~するまで untill
対照・対比 ~である一方 while,where
~であるけれど although,however
原因・結果 ~であるがゆえに because,as
~の結果 so…that,as a result
目的 ~するためには so that,in order that
条件 もし~ならば if
もし~でなければ unless

すべての文章に主語を置く

間違った主語をとして捉えられてしまう可能性があります。技術士試験の筆記試験では起承転結は推奨されないと言えます。

分かりやすい文書では「結論を先に」

「起承転結」の型でも問題ないという方もいれば、「起結承転結」だ!という方もいます。

筆者が調べた範囲では、「結論を先に書く」ことで、読む側の理解が進むという意見が多かったため、筆者も結論を先にという意識で、今後の学習を進めようと思います。

以上、読みやすい文章を書くために調べたことを、自分用にまとめました。

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