こんにちは。クルビライフです。
ポカポカ陽気で我慢できずに来期のメインラインであるカリンポンの種親選定をしてみました。
今選んだところで直前でまた考えが変わることもありますがそれも一興。
繰り返しになりますが、今回のブリードでやりたいこと、それはオオヒラタケ以外の菌床の有用性とマット飼育の可能性模索です。
菌床の話は前回した通りで、多少扱いづらくてもクルビにマッチする菌床を探求していきます。
なので、オオヒラタケ・カワラ・ヒマラヤヒラタケでの飼育と、オオヒラタケ→マットリレー、マットのみの大きく分けて5パターンを細々ながらやってみます。
前に計画していた800ccボトル飼育実験はボトルを変えてしまったのでなしですね。
前置きが長くなりましたが、とりあえず今年の種親候補はこの5頭で考えています。
その1、77.5mm
同世代で最大個体ですね。
アゴの張り出し良し、上翅も赤いです。
ちょっとお尻が大きいかな。
その2、同じく77.5mm
同じく最大個体。
上の個体よりもアゴの張り出しが弱い分、少し長めですね。ストレート系。
上翅も赤いです。良き。
その3、76.5mm
サイズは次点ながら、ヒマラヤのクルビには珍しくアゴのラインがカーブを描いています。
おかげでアゴがとても長いです。
アゴの占有空間が広いので、下の写真の通り、アゴを閉じても内側の空間がこれだけ空きます。
比較として77.5mmの2個体のアゴを閉じた写真も下に載せます。
これでも国産オオとかと比べるとめちゃくちゃ広いのですが、76.5mmの個体と比べると狭く見えてしまいますね。
頭部や前胸のツヤが少なめなのがちょっと残念ですが、上翅の赤みがかなり強いので、サイズと色味の両方を狙ったラインにしていきます。
いや素晴らしい!
その4、76.0mm
あの、かっこよすぎて何枚も写真載せちゃいました。笑
僕の1番好きなアゴのラインは六角形タイプなのですが、こいつが正にその六角形。
ツヤ、赤み、アゴの伸び全て良しです。
今期はこいつをメインにします。
その5、75.8mm
なんかこの子は不思議な形をしてますね。
アゴの張り出しがかなり強いのに先端の曲がりが弱いので、アゴの太さも相まって、なんかカニのハサミみたいなアゴをしています。笑
あと頭だけ妙にデカいですね。
すごく幅がある。
こいつはうまく掛け合わせれば化けそうですね。
サイズを狙うならこのオスかな?
ちょっと選り取り見取り過ぎて選ぶのが大変です。
ちなみに参考として各部のサイズで見比べてみました。
下の簡易な表は①の数値が中胸から腹部にかけての(上翅で覆われている)部分、②が頭部と前胸を合わせた部分、③がアゴの長さと言う構成です。
77.5 ① 31 ② 24 ③ 23
77.5 ① 30 ② 24 ③ 23
76.5 ① 28 ② 24 ③ 24
76.0 ① 29 ② 24 ③ 23
75.8 ① 29 ② 23 ③ 24
サイズだけで言うと77.5mmが目立ちますが、中胸以下がデカいだけで、実はスタイルは76.5mmが1番なんですね。
色味も76.5mmが1番赤いので、77.5mmは種親に使わないかもしれないですね。
今年は3オス体制で60頭くらい幼虫採ろうと思います。
お楽しみに!
クルビライフ