『現金過不足の記入例（精算表）』－簿記３級－学習記録

現金過不足（げんきんかふそく）の処理は、決算整理^※1を行う際、原因が分からない現金の過不足を雑損（費用）または雑益（収益）として処理することです。

決算において、現金過不足（借方）が50円あった場合を考えます。

試算表の借方（左側）に、現金過不足が記入されているため、雑損（費用）として処理をします。

つぎに、修正記入欄に金額を記入していきます。勘定科目の「雑損」は、試算表の現金過不足と同じ貸方に記入します。

勘定科目「現金過不足」の修正記入欄には、雑損として計上した借方50円を相殺するように、貸方に50円を記載します。

1. 修正記入欄に金額を記入後、損益計算書欄と貸借対照表欄に金額を記入します。
2. 現金（資産）は、試算表欄の借方600円をそのまま貸借対照表欄の借方に600円と記入します。
3. 雑損が発生した場合は、修正記入欄の借方50円をそのまま損益計算書欄の借方に50円と記入します。

それぞれの勘定科目（同じ行）に、2回ずつ同じ金額が記入されるような形となります。

以上、決算整理における精算表の作成時に、現金過不足が発生した場合の記入例を学習しました。