【オートクレーブ養生】とは?PHC杭の製造等につかわれます。

主任技士

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オートクレーブ養生とは

高温高圧蒸気環境で養生を行うことを言います。

オートクレーブ=Autoclave(高圧釜)
clave:閉じる、栓
といった意味があります。

JIS A 0203(コンクリート用語)では、オートクレーブ養生を以下のように定義しています。

高温・高圧の蒸気がま(オートクレーブ)の中で、常圧より高い圧力下で高温の水蒸気を用いて行う蒸気養生をオートクレーブ養生(高温高圧蒸気養生)という。

引用元:JIS A 0203:2014

オートクレーブ養生の特徴

オートクレーブ養生を用いることで、コンクリート製品は、製造した翌日には28日強度を得ることができ、さらには常温では不活性なシリカが、カルシウムと結合することで、けい酸カルシウム水和物(トベルモライト)という強度の高い安定した反応物を生成するため、製造されたコンクリートは常温で養生された場合よりも高強度なものとなります。

オートクレーブ養生を用いた製品として代表的なものとしては以下があります。

  • PHC杭
  • ALC

一例として、PHC杭の製造時の養生温度と時間について下図に示します。

引用元:コンクリート技士研修テキスト,平成22年版,p267

オートクレーブ養生は、養生効率を上げ、PHC杭の製造2日目には所定の強度が発現されるよう管理されています。

一次養生(1日目の養生)では型枠内で養生され、脱型後オートクレーブ養生を行うのが一般的です。これは、型枠の使用可能回数がなるべく多くなるようにするためです。

この理由としては、オートクレーブ養生では高温高圧蒸気環境下に置かれることによる、型枠が大きな熱変形の繰返しを受けること、蒸気による発錆で損傷が生じることを防止するためです。

以上、オートクレーブ養生についての用語をまとめました。イメージで覚えられましたか?今後も、学習記録をまとめていきます。

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