【建物のひびの入り方】主任技士試験過去問を例に(図で覚える)

主任技士

コンクリート主任技士試験に限らず、一級建築士の試験やコンクリート診断士の試験でも出題される可能性がある<建物のひびの入り方>

なんとなく分かるけど、しばらく問題を解かないと忘れてしまうという方は多いはずです。

この記事では、建物のひびの入り方を図で覚えてしまい、一回覚えれば忘れない方法のひとつをご紹介します。(自己流です!)

コンクリート主任技士 過去問 平成28年No.28

下図は、鉄筋コンクリート造3階建て建物外壁に生じたひび割れを模式的に示したものである。次に示すひび割れの説明のうち、不適切なものはどれか

(1)建物全体が冷却により収縮すると、(A)のようなひび割れが生じる。
(2)屋根スラブが日射により膨張すると、(B)のようなひび割れが生じる。
(3)地震による水平方向の力を繰り返し受けると、(C)のようなひび割れが生じる。
(4)建物の両端部の基礎が沈下すると、(D)のようなひび割れを生ずる。

解説

Pointは2点

・地盤と接する部分は拘束されて変形しない
・せん断変形とひび割れの発生方向をイメージする

せん断変形とひび割れの発生方向の図は以下のとおりです。せん断力によりずれが生じ、ひび割れとなるイメージを持ってください。

では実際に問題を解いていきます。

まずは、(1)建物全体が冷却により収縮する場合です。

図に示すような変形が起きます。地盤と接する部分は変形が起きず、建物上部は収縮変形を起こします。

建物全体の変形の図に、せん断変形とひび割れの発生方向の関係図を重ね合わせましょう。左下の部分を見ると分かりやすいかと思います。

(2)~(4)も同様に、想定される建物全体の変形図に、せん断変形とひび割れ発生方向の関係図を重ね合わせます。

この問題では、不適当なものを答える問題ですので、選択肢の(3)が正解となります。地震時の水平方向の力は左右から繰り返し受けるため、変形も左右に繰り返し生じることになります。

以上、建物のひびの入り方について、記録と致します。

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