『消費税（しょうひぜい）とは？』－簿記３級－学習記録

消費税とは、医療・福祉、教育などの一部をのぞき、ほぼすべての物やサービスの取引の際に課される間接税のことを言います。

商品を仕入れる場合、仕入れ先に消費税を支払うことになりますが、その商品を後々売ることを考えると、商品を仕入れるときに支払った消費税と商品を売るときに受け取った消費税の差額を、実際の納付額とすれば良さそうです。

日商簿記３級では、税抜方式についてを学びます。税抜方式は、仕入れの値段について、原価と消費税を分けて記載する方式です。

例えば、原価100円の商品を税率10%で仕入れた場合、次のような仕訳となります。

仕入れた商品を売る際には、消費税を受けとります。受け取った消費税は、後々納税する義務がありますので、負債として扱います。

トレードオフの関係で、収益の発生として、売上を貸方（右側）に記載します。売上は商品の税抜価格を記載します。

決算日に、仮払消費税と仮受消費税の差額を税務署へ納付します。

ここで、税務署へ納付する前には、仮払消費税と仮受消費税の差額を計算を行います。

具体的な記載方法は、次のようになります。

消費税を納付する場合など、未払の税金を納付する手続きを、確定申告（かくていしんこく）といいます。

例えば、10円の未払消費税を現金で納付した場合の仕訳は、次のような記載となります。

以上、消費税について学習しました。間接税はお金の流れが少しだけ複雑になりますね！