【診断士の問題と解説】1日5問!(Vol.2-22)基本問題22

診断士問題と解説

コンクリート診断士 問題と解説Vol.2-22

 このページの問題を一問一答形式の動画としてまとめました。復習用にご活用ください。通勤中や運動中に最適です。
コンクリート診断士_一問一答_No2-21_基本問題21
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【No.106】

電磁誘導法に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)電磁誘導法は,電磁波レーダー法に比べて,鉄筋の位置,かぶり厚さ,径の測定ができ,鉄筋径とかぶり厚さの同時計測が可能である。
(2)電磁誘導法は,金属パイプなど磁束に影響を与えるものの測定が可能である。
(3)電磁誘導法は,コイルに交流電流を流すことによってできる,変化する磁束内に,鉄筋などの金属や強磁性材料の対象物を配置すると2次電流が誘起させ,その影響でコイルの起電力やインピーダンスが変化する現象を利用して,鉄筋の位置や形を測定するものである。
(4)電磁誘導法は,試験プローブを用いて,鉄筋に並行する方向にコンクリート表面を走査することにより鉄筋を検出する。
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正解は(1)

【解説】
(1)○正しい。電磁誘導法は,電磁波レーダー法に比べて,鉄筋の位置,かぶり厚さ,径の測定ができ,鉄筋径とかぶり厚さの同時計測が可能です。
(2)○正しい。電磁誘導法は,金属パイプなど磁束に影響を与えるものの測定が可能です。
(3)○正しい。電磁誘導法は,コイルに交流電流を流すことによってできる,変化する磁束内に,鉄筋などの金属や強磁性材料の対象物を配置すると2次電流が誘起させ,その影響でコイルの起電力やインピーダンスが変化する現象を利用して,鉄筋の位置や形を測定するものです。
(4)×誤り。電磁誘導法は,試験プローブを用いて,鉄筋に直交する方向にコンクリート表面を走査することにより鉄筋を検出します。

【No.107】

電磁誘導法に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)電磁誘導法は,プローブが鉄筋に近づくと,かぶりの表示位置が小さくなり鉄筋の真上でブザーが鳴る装置を使用する。
(2)電磁誘導法で用いる装置は,プローブが鉄筋から遠ざかるとブザーが止まり,次第にかぶりの表示値が大きくなる。
(3)電磁誘導法では,コンクリート内の空洞や塩ビ管などの検出が可能である。
(4)電磁誘導法じゃ鉄筋のかぶり厚さが小さいほど測定精度は高く,鉄筋を検出できる深さは200mm程度である。
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正解は(3)

【解説】
(1)○正しい。電磁誘導法は,プローブが鉄筋に近づくと,かぶりの表示位置が小さくなり鉄筋の真上でブザーが鳴る装置を使用します。
(2)○正しい。電磁誘導法で用いる装置は,プローブが鉄筋から遠ざかるとブザーが止まり,次第にかぶりの表示値が大きくなります。
(3)×誤り。電磁誘導法では,コンクリート内の空洞や塩ビ管などの磁束に影響を与えないものの検出はできません。
(4)○正しい。電磁誘導法じゃ鉄筋のかぶり厚さが小さいほど測定精度は高く,鉄筋を検出できる深さは200mm程度です。

【No.108】

X線透過撮影法に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)X線透過撮影法は,コンクリート内部の様子をほぼ実態に近い状態で確認できる唯一の非破壊試験方法である。
(2)X線透過撮影法は,コンクリート構造物を対象とした場合,鉄筋や配管等の埋設物を検出することができるが,ひび割れや空洞の検出はできない。
(3)X線透過撮影法は,建築物に適用する場合,壁や床に対する鉄筋位置や版厚の測定を目的とすることが多い。
(4)X線透過撮影法で用いるX線は物体を透過する過程で指数関数的に減衰し,減衰の過程により明るさに差を生じ,内部の状態を判別することができる。
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正解は(2)

【解説】
(1)○正しい。X線透過撮影法は,コンクリート内部の様子をほぼ実態に近い状態で確認できる唯一の非破壊試験方法です。
(2)×誤り。X線透過撮影法は,コンクリート構造物を対象とした場合,鉄筋や配管等の埋設物および空洞やひび割れ等のコンクリートの変状を検出することができます。
(3)○正しい。X線透過撮影法は,建築物に適用する場合,壁や床に対する鉄筋位置や版厚の測定を目的とすることが多いです。
(4)○正しい。X線透過撮影法で用いるX線は物体を透過する過程で指数関数的に減衰し,減衰の過程により明るさに差を生じ,内部の状態を判別することができます。

【No.109】

X線透過撮影法に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)X線透過撮影法によるコンクリートの透過写真は,コンクリートより密度の高い鉄筋の像は黒く,逆に空洞およびひび割れの像は白く映し出される。
(2)X線透過撮影法は,一方向にX線発生装置を配置し,その反対側にX線フィルムが装填されたカセットを部材面に密着して撮影する。
(3)X線透過撮影法は,普通コンクリートを対象とした場合,適用限界厚さは400mm程度である。
(4)X線透過撮影法は,調査に関しては「X線作業主任者」を配置し,放射線防護のための安全管理を行う。
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正解は(1)

【解説】
(1)×誤り。X線透過撮影法によるコンクリートの透過写真は,コンクリートより密度の高い鉄筋の像は白く,逆に空洞およびひび割れの像は黒く映し出されます。
(2)○正しい。X線透過撮影法は,一方向にX線発生装置を配置し,その反対側にX線フィルムが装填されたカセットを部材面に密着して撮影します。
(3)○正しい。X線透過撮影法は,普通コンクリートを対象とした場合,適用限界厚さは400mm程度です。
(4)○正しい。X線透過撮影法は,調査に関しては「X線作業主任者」を配置し,放射線防護のための安全管理を行います。

【No.110】

コンクリートの配合調査に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)コンクリートの配合調査の試験方法として,セメント協会法がある。
(2)コンクリートの配合調査の試験方法として,ICP,誘導結合プラズマ発光分光分析装置を用いる方法がある。
(3)コンクリートの配合調査の試験方法として,グルコン酸カルシウムを用いる方法がある。
(4)コンクリートの配合調査の試験方法として,フッ化水素酸を用いる方法がある。
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正解は(3)

【解説】
(1)○正しい。コンクリートの配合調査の試験方法として,セメント協会法があります。
(2)○正しい。コンクリートの配合調査の試験方法として,ICP,誘導結合プラズマ発光分光分析装置を用いる方法があります。
(3)×誤り。コンクリートの配合調査の試験方法として,グルコン酸ナトリウムを用いる方法があります。
(4)○正しい。コンクリートの配合調査の試験方法として,フッ化水素酸を用いる方法があります。
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