『【例題-残高試算表の作成】日付順の取引から』-簿記3級-学習記録

簿記3級

試算表作成の出題パターン

日商簿記3級で出題される「試算表の作成」には
①取引が項目別のパターン
②取引が日付ごとのパターン
があります。

取引が日付順に与えられている場合の例題

資料として、次の取引内容が示されている場合を考えます。なお、10月29日現在の合計試算表は、合計残高試算表にあらかじめ記載します。

【資料】10月30日と10月31日の取引(売上げと仕入れは掛けで行っている)

取引日 取引内容 取引先 金額
10/30 仕 入 A社 100円
仕 入 B社 150円
売掛金の当座預金口座への入金 C社 200円
10/31 売 上 C社 400円
売 上 D社 300円
買掛金の小切手振り出し B社 90円
合計残高試算表(現金)
借方残高 借方合計 勘定科目 貸方合計 貸方残高
10月31日
現在
10月31日
現在
10月29日
現在
10月29日
現在
10月31日
現在
10月31日
現在
2,000 当座預金 500
1,400 売掛金 400
400 買掛金 1,000
資本金 1,000
繰越利益余剰金 600
300 売 上 1,500
1,000 仕 入 100
5,100 5,100

仕訳表の作成

取引内容を再度確認する場合はここをクリック

 

【資料】10月30日と10月31日の取引(売上げと仕入れは掛けで行っている)

取引日 取引内容 取引先 金額
10/30 仕 入 A社 100円
仕 入 B社 150円
売掛金の当座預金口座への入金 C社 200円
10/31 売 上 C社 400円
売 上 D社 300円
買掛金の小切手振り出し B社 90円
借方 貸方
30日 仕 入 100 買掛金 100
仕 入 150 買掛金 150
当座預金 200 売掛金・C社 150
31日 売掛金・C社 400 売 上 400
売掛金・D社 300 売 上 300
買掛金 90 当座預金 90

勘定科目ごとに転記

仕訳表から、各勘定科目ごとの取引をまとめます。

当座預金
借方 貸方
29日 2,000 29日 500
30日 200 31日 90
合計 2,200 合計 590
売 掛 金
借方 貸方
29日 1,400 29日 400
31日 400 30日 2,000
300
合計 2,100 合計 600
買 掛 金
借方 貸方
29日 400 29日 1,000
31日 90 30日 100
150
合計 490 合計 1,250
売 上
借方 貸方
29日 300 29日 1,500
31日 400
300
合計 300 合計 2,200
仕 入
借方 貸方
29日 1,000 29日 100
30日 100
150
合計 1,250 合計 100

試算表へ記入

合計残高試算表(現金)
借方残高 借方合計 勘定科目 貸方合計 貸方残高
10月31日
現在
10月31日
現在
10月29日
現在
10月29日
現在
10月31日
現在
10月31日
現在
1,610 2,200 2,000 当座預金 500 500
1,500 2,100 1,400 売掛金 400 600
490 400 買掛金 1,000 1,250 750
資本金 1,000 1,000 1,000
繰越利益余剰金 600 600 600
300 300 売 上 1,500 2,200 1,900
1,150 1,250 1,000 仕 入 100 100
4,260 6,340 5,100 5,100 6,340 4,260

以上、日付順に取引が記載されている場合の、試算表の書き方でした。

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