JIS(日本工業規格)骨材試験の方法一覧
JIS番号 | 試験項目 |
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JIS A 1102 | 骨材のふるい分け試験方法 |
JIS A 1103 | 骨材の微粒分量試験方法 |
JIS A 1104 | 骨材の単位容積質量及び実積率試験方法 |
JIS A 1105 | 細骨材の有機不純物試験方法 |
JIS A 1108 | コンクリートの圧縮強度試験 |
JIS A 1109 | 細骨材の密度及び吸水率試験方法 |
JIS A 1121 | ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験方法 |
JIS A 1122 | 硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法 |
JIS A 1134 | 構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法 |
JIS A 1135 | 構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法 |
JIS A 1137 | 骨材中に含まれる粘土塊量の試験方法 |
JIS A 1145 | 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法) |
JIS A 1146 | 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタルバー法) |
その他のコンクリートに関するJIS規格
JIS A 1108 | コンクリートの圧縮強度試験 |
JIS A 5002 | 構造用軽量コンクリート骨材 |
JIS A 5005 | コンクリート用砕石及び砕砂 |
JIS A 5011-1 | コンクリート用スラグ骨材:高炉スラグ骨材 |
JIS A 5011-2 | コンクリート用スラグ骨材:フェロニッケルスラグ骨材 |
JIS A 5011-3 | コンクリート用スラグ骨材:銅スラグ骨材 |
JIS A 5011-4 | コンクリート用スラグ骨材:電気炉酸化スラグ骨材 |
JIS A 5308 | レディーミクストコンクリート |
一覧を覚えるのは大変ですが、主任技士試験では過去に出題された問題があるので、ひとつの例としてご紹介します。
【平成27年No.3主任技士試験問題】
骨材の規定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)JIS A 1103(骨材の微粒分量試験方法)では、微粒分量は、0.15mmのふるいを通過する粒子の量としている。
(2)JIS A 1104(骨材の単位容積質量及び実積率試験方法)では、単位容積質量の測定に、絶乾状態または気乾状態の粗骨材を用いることとしている。
(3)JIS A 5002(構造用軽量コンクリート骨材)では、骨材の絶乾密度、骨材の実積率、コンクリートの圧縮強度およびフレッシュコンクリートの単位容積質量により、骨材を区分している。
(4)JIS A 5011(コンクリート用スラグ骨材)には、高炉スラグ骨材、フェロニッケルスラグ骨材、銅スラグ骨材および電気炉酸化スラグ骨材の規定があり、それぞれに絶乾密度の下限値が規定されている。
【H27年No.3】の解答と解説をみる(クリックで展開します)
答え(1)
(1)JIS A 1103(骨材の微粒分量試験方法)では、0.075mm(75μm)ふるいを通過する微粒分量を測定する試験です。微粒分量(シルト、粘土など※)が一定限度を超えるとコンクリートの乾燥収縮が生じやくなります。
※シルト:5μm以上、75μm未満の粒子、粘土:5μm未満の粒子
JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の微粒分量の規定は下表のとおりです。
(※ただし、高炉スラグの細骨材の微粒分は7.0%以下)
(※ただし、高炉スラグの細骨材の微粒分は7.0%以下)
粗骨材 | 1.0%以下 |
細骨材 | 3.0%以下 |
(2)粗骨材の場合はOK、細骨材は絶乾燥状態
(3)骨材の絶乾密度による3区分:L,M,H
骨材の実積率による2区分 :A,B
圧縮強度による4区分 :4、3、2、1
単位容積質量による4区分 :15、17、19、21
骨材の実積率による2区分 :A,B
圧縮強度による4区分 :4、3、2、1
単位容積質量による4区分 :15、17、19、21
(4)それぞれ骨材の絶乾密度が規定されています。
種類 | 粗骨材 | 細骨材 |
---|---|---|
高炉スラグ | L:2.2g/cm3以上 N:2.4g/cm3以上 |
2.5g/cm3以上 |
フェロニッケルスラグ | 2.7g/cm3以上 | |
銅スラグ | 3.2g/cm3以上 | |
電気炉酸化スラグ | N:3.1g/cm3以上、4.0g/cm3未満 H:4.0g/cm3以上、4.5g/cm3未満 |
以上です、覚えることが多くて大変です。。。