【小論文対策】コンクリート主任技士試験(キーワード)

主任技士

問1は平成25年から平成30年まで、ほぼ同じ問題が出題されています。この傾向はおそらく今後継続されると思います。

問題の内容は以下です。

<平成25年>
あなたがこれまでに行った、コンクリートに関する業務のうち、主なものについて、その内容を具体的に詳しく説明しなさい。

<平成26年>
あなたがこれまでに行ったコンクリートに関する業務を一つ挙げ、以下の項目について記述しなさい。
(1)業務名
(2)業務におけるあなたの立場
(3)業務の概要
(4)業務で発生した課題、それに対するあなたの取組みと評価

<平成27年>
あなたがこれまでに行ったコンクリートに関する業務のうち、技術的課題に対応した事例を一つ取り上げ、次の(1)~(4)に従って具体的に述べなさい。
(1)内容を示す表題
(2)あなたの立場
(3)技術的課題の概要とあなたが講じた対応策
(4)上記の対応策に対する現時点におけるあなた自身の再評価

<平成28年>
あなたがこれまでに携わったコンクリートに関する業務のうち、あなたの知識や経験を活用して技術的課題に対応した事例を一つ取り上げ、以下の(1)~(4)の項目毎に具体的に述べなさい。
(1)業務内容を表す表題
(2)あなたの立場
(3)技術的課題の内容と対策
(4)講じた対策に対するあなた自身の評価

<平成29年>
あなたが従事しているコンクリート技術に関連する業務(以下、業務)を取り上げ、以下の項目について具体的に述べなさい。
(1)あなたの立場と業務を表す表題(2行以内)
(2)業務の内容(7行~10行)
(3)業務の中で、あなたが特に力を入れていること、その方法(8行~12行)

<平成30年>
あなたが経験したコンクリートに関する技術的なトラブルあるいは失敗の事例をひとつ挙げ、以下の項目について具体的に述べなさい。
(1)技術的なトラブルあるいは失敗の概要(2行~4行)
(2)技術的なトラブルあるいは失敗の原因(8行~10行)
(3)あなたが講じた対策とその評価(8行~10行)

【建築系の現場監督が書きやすいと思われる内容】

立場と業務:コンクリート品質・施工管理担当(コンクリート打設計画)(工事主任
※いわゆる、工事係でもかならず工事”主任”と書きましょう。あるいは”課長”なぜならば、「責任のある立場」を経験していなければコンクリート主任技士としての経験不足と受け止められてしまうからです。これは、とある施工管理技士試験の講義で、問題作成者から聞いた話ですが、共通する点だと思います。

業務内容:地下躯体(マスコン)、在来工法の高層RC造建築物(繰り返し)

課題:運搬時の交通事情、気象条件、作業状況の判断、出荷管理、残コンクリートの抑制

対策:うち重ね時間の厳守、養生時間の確保、かぶり確保、スペーサーの適正使用、打ち継ぎ位置の設定、鉄筋の検査

まとめ:設計図書に記載された構造物を実現できた、初期欠陥なし、有害なひび割れなし、計画通りに施工できた、社会的責任の自覚、コンクリート構造物の信頼性確保

以上、小論の問1は書くことを決めておけば得点できそうですね!

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