建築士

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なぜ矩形断面のせん断変形の【形状係数κが1.2】なのか

RC部材の構造解析を行う際、多くの場合は、せん断変形を考慮せずに行いますが、FEM解析等で詳細検討する際やせん断変形が無視できない場合には、【形状係数κ】を用い...
建築士

【RC梁部材の曲げ復元力特性】初期剛性~ひび割れ剛性~降伏後の剛性

建築物が地震による水平力を受ける場合、下図のような曲げ応力が生じることを仮定して、構造計算が行われます。 今回の記事では、この時の梁部材に着目し、どのようなモデ...
主任技士

【線膨張係数とひずみと応力】主任技士過去問を例に(図で解説)

線膨張係数とは? 温度の上昇に対応して、長さが変化する割合を線膨張率(線膨張係数)と言います。 このページでは、主任技士の過去問で出題された、線膨張係数に関する...
主任技士

【建物のひびの入り方】主任技士試験過去問を例に(図で覚える)

コンクリート主任技士試験に限らず、一級建築士の試験やコンクリート診断士の試験でも出題される可能性がある<建物のひびの入り方> なんとなく分かるけど、しばらく問題...
建築士

【せん断剛性G】フックの法則による導出方法

構造分野では、せん断剛性Gは以下とされています。ちなみにGはドイツ語の「Gleitmodul」(=すべり係数)からという説が有力です。(真偽は分かりませんがラー...
建築士

【地盤定数】の決め方

杭の設計や、地盤の応答変位計算をする際に、計算で直接必要な値が分からない場合や、定数同士の関係性を崩さずに、他の地盤について検討したいというときの参考となればと...
建築士

【杭の応力算定】チャン(Chang)の式

一般に杭を必要とする建物の表層地盤は、軟弱であることが多いです。そのため、支持地盤まで杭を伸ばして、建物を支える構造としています。 ここで問題になるのが、杭の応...
建築士

【曲率】図から分かる導出方法

曲率\(\frac{1}{\rho}=\frac{d^2y}{dx^2}\)という式について少し掘り下げてみようと思います。 まず、梁材がたわんだ時の微小区間の...
建築士

【コンクリートの収縮ひび割れ予測】修正ベース・マレー法

上の図はひび割れが発生する箇所の鉄筋コンクリート造の断面を模式的に表しています。 断面の左右方向の力の釣合を考えると $$A_s\sigma_{st}-A_s\...
建築士

【曲げモーメントによるひずみエネルギー】

部材各部の曲げモーメントの大きさ\(M_x\)から、部材に蓄えられるひずみエネルギーUは次式で求められます。 $$U=\int_{0}^{L}\frac{M_x...