【一級土木施工管理技士】過去問演習(No.141~145)

【No29】聞き流し_1級土木施工管理技士_一問一答
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【No.141】

労働安全衛生法令上,作業主任者の選任を必要としない作業は,次のうちどれか。
(1)アセチレン溶接装置を用いて行う金属の溶接,溶断又は加熱の作業は選任を必要としない。
(2)高さが3m,支間が20mの鋼製橋梁上部構造の架設の作業は選任を必要としない。
(3)コンクリート破砕器を用いて行う破砕の作業は選任を必要としない。
(4)高さが5mの足場の組立て,解体の作業は選任を必要としない。
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正解は(2)

【解説】
(1)×誤り。アセチレン溶接装置を用いて行う金属の溶接,溶断又は加熱の作業は選任を必要とします。
(2)〇正しい。「橋梁の上部構造であって,金属製の部材により構成されるもの(その高さが5m以上であるもの又は当該上部構造のうち橋梁の支間が30m以上である部分に限る。)の架設,解体又は変更の作業」と規定されており,選任を必要としません。
(3)×誤り。コンクリート破砕器を用いて行う破砕の作業は選任を必要とします。
(4)×誤り。高さが5mの足場の組立て,解体の作業は選任を必要とします。

【No.142】

労働安全衛生法令上,高さが5m以上のコンクリート造の工作物の解体作業における危険を防止するために,事業者が行わなければならない事項に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(1)作業の方法及び労働者の配置を決定し,作業を直接指揮すること。
(2)外壁,柱等の引倒し等の作業を行うときは,引倒し等について一定の合図を定め,関係労働者に周知させること。
(3)作業を行う区域内には,関係労働者以外の労働者の立入りを禁止すること。
(4)器具,工具等を上げ,又は下ろすときは,つり綱,つり袋等を労働者に使用させること。
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正解は(1)

【解説】
(1)×誤り。危険を防止するために事業者が行わなければならない事項として「事業者は,コンクリート造の工作物の解体等作業主任者に,次の事項を行わせなければならない」及び,「作業の方法及び労働者の配置を決定し,作業を直接指揮すること」と規定されています。
(2)〇正しい。事業者は,外壁,柱等の引倒し等の作業を行うときは,引倒し等について一定の合図を定め,関係労働者に周知させなければなりません。
(3)〇正しい。事業者は,作業を行う区域内には,関係労働者以外の労働者の立入りを禁止しなくてはなりません。
(4)〇正しい。事業者は,器具,工具等を上げ,又は下ろすときは,つり綱,つり袋等を労働者に使用させるなければなりません。

【No.143】

技術者制度に関する次の記述のうち,建設業法令上,誤っているものはどれか。
(1)専任を要する工事のうち,密接な関係にある二以上の建設工事を同一の建設業者が同一の場所又は近接した場所において施工する場合は,同一の専任の主任技術者がこれらの工事を管理することができる。
(2)地方公共団体が注文者である工作物に関する建設工事において,その請負代金が政令で定める金額以上の場合,注文者から直接建設工事を請け負った建設業者が置く主任技術者又は監理技術者は,工事現場ごとに専任の者でなければならない。
(3)発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者は,下請契約の請負代金が政令で定める金額以上の場合,工事現場に監理技術者を置かなければならない。
(4)主任技術者及び監理技術者は,工事現場における建設工事を適正に実施するため,当該建設工事の施工計画の作成,工程管理,品質管理その他の技術上の管理及び当該建設工事に関する下請契約の締結を行わなければならない。
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正解は(4)

【解説】
(1)〇正しい。専任を要する工事のうち,密接な関係にある二以上の建設工事を同一の建設業者が同一の場所又は近接した場所において施工する場合は,同一の専任の主任技術者がこれらの工事を管理することができます。
(2)〇正しい。「国又は地方公共団体が注文者である施設又は工作物に関する建設工事で,工事1件の請負代金の額が3,500万円(建築一式工事の場合は,7,000万円)以上の工事に置かなければならない主任技術者又は監理技術者は,工事現場ごとに専任の者でなければならない」と規定されています。
(3)〇正しい。「発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者は,当該建設工事を施工するために締結した下請契約の請負代金の額が4,000万円(建築一式工事の場合は6,000万円)以上になる場合においては,当該工事現場における建設工事の施工の技術上の管理をつかさどる監理技術者を置かなければならない」と規定されています。
(4)×誤り。「主任技術者及び監理技術者は,工事現場における建設工事を適正に実施するため,当該建設工事の施工計画の作成,工程管理,品質管理その他の技術上の管理及び当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない」と規定されており,下請け契約の締結は職務ではありません。

【No.144】

火薬類取締法令上,火薬類の取扱いに関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(1)装てんが終了し,火薬類が残った場合には,発破終了後に始めの火薬類取扱所又は火工所に返送すること。
(2)発破場所に携行する火薬類の数量は,当該作業に使用する消費見込量をこえないこと。
(3)発破場所においては,責任者を定め,火薬類の受渡し数量,消費残数量及び発破孔又は薬室に対する装てん方法をそのつど記録させること。
(4)発破による飛散物により人畜,建物等に損傷が生じるおそれのある場合には,損傷を防ぎ得る防護措置を講ずること。
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正解は(1)

【解説】
(1)×誤り。「装填が終了し,火薬類が残った場合には,直ちに始めの火薬類取扱所又は火工所に返送すること」と規定されています。
(2)〇正しい。発破場所に携行する火薬類の数量は,当該作業に使用する消費見込量をこないことと規定されています。
(3)〇正しい。発破場所においては,責任者を定め,火薬類の受渡し数量,消費残数量及び発破孔又は薬室に対する装てん方法をそのつど記録させることと規定されています。
(4)〇正しい。発破による飛散物により人畜,建物等に損傷が生じるおそれのある場合には,損傷を防ぎ得る防護措置を講ずることと規定されています。

【No.145】

特殊な車両の通行時の許可等に関する次の記述のうち,道路法令上,誤っているものはどれか。
(1)車両制限令には,道路の構造を保全し,又は交通の危険を防止するため,車両の輻,重量,高さ,長さ及び最小回転半径の最高限度が定められている。
(2)特殊な車両の通行許可証の交付を受けた者は,当該車両が通行中は当該許可証を常に事業所に保管する。
(3)道路管理者は,車両に積載する貨物が特殊であるためやむを得ないと認めるときは,必要な条件を付して,通行を許可することができる。
(4)特殊な車両を通行させようとする者は,一般国道及び県道の道路管理者が複数となる場合,いずれかの道路管理者に通行許可申請する。
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正解は(2)

【解説】
(1)〇正しい。幅2.5m,総重量20t(高速自動車国道又は道路管理者が道路の構造の保全及び交通の危険の防止上支障がないと認めて指定した道路を通行する車両にあっては25t以下),軸重10t,輪荷重5t,高さ3.8m(道路管理者が道路の構造の保全及び交通の危険の防止上支障がないと認めて指定した道路を通行する車両にあっては4.1m),長さ12m,最小回転半径は車両の最外側のわだちについて12mと定められています。
(2)×誤り。「許可証の交付を受けた者は,当該許可に係る通行中,当該許可証を当該車両に備え付けていなければならない」と規定されています。
(3)〇正しい。道路管理者は,車両に積載する貨物が特殊であるためやむを得ないと認めるときは,必要な条件を付して,通行を許可することができます。
(4)〇正しい。特殊な車両を通行させようとする者は,一般国道及び県道の道路管理者が複数となる場合,いずれかの道路管理者に通行許可申請します。
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