【過去問演習(2)No.201-205_総合】コンクリート技士 問題と解説

技士
【No2-41】聞き流し_コンクリート技士_一問一答
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【No.201】

コンクリートの計量および練り混ぜに関する次の記述のうち,不適当なものはどれか。
(1)JISA5308(レディーミクストコンクリート)では,高炉スラグ微粉末の計量誤差を1回計量分量に対して±2%としている。
(2)JISA5308(レディーミクストコンクリート)では,水は,あらかじめ計量してある混和剤と一緒に累加して計量してもよいとしている。
(3)均質なコンクリートを得るための練り混ぜ時間は,強制練りミキサの方が重力式ミキサよりも短い。
(4)高強度コンクリートや高流動コンクリートの練り混ぜ時間は,一般のコンクリートよりも長くなる。
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正解は(1)

【解説】
(1)×誤り。JISA5308(レディーミクストコンクリート)では,強度に影響を及ぼすセメントと水は±1%。強度に与える影響は小さい骨材および混和剤は±3%。混和材は±2%。ただし,高炉スラグ微粉末は±3%。
(2)○正しい。JISA5308(レディーミクストコンクリート)では,水は,あらかじめ計量してある混和剤と一緒に累加して計量してもよいとしています。
(3)○正しい。均質なコンクリートを得るための練り混ぜ時間は,強制練りミキサの方が重力式ミキサよりも短い。
(4)○正しい。高強度コンクリートや高流動コンクリートの練り混ぜ時間は,一般のコンクリートよりも長くなります。

【No.202】

コンクリートポンプによる圧送に関する次の一般的な記述のうち,不適当なものはどれか。
(1)単位セメント量が少なくなると,閉塞が生じやすい。
(2)輸送管の径を大きくすると,圧力損失は小さくなる。
(3)圧送速度を大きくすると,圧送負荷は小さくなる。
(4)単位長さ当たりの圧力損失は,直管よりもベンド管の方が大きい。
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正解は(3)

【解説】
(1)○正しい。単位セメント量が少なくなると,コンクリート中のモルタルの粘性が低下し,モルタル分が先走りしてしまう等分離しやすくなり,閉塞につながりやすいです。
(2)○正しい。コンクリートを輸送するエネルギーは,輸送管との摩擦,コンクリートのせん断変形,コンクリートの移動等により生じます。輸送管の径を大きくすると,コンクリート単位容積当りの輸送管との摩擦面積を減じるため,管圧力損失は小さくなります。
(3)×誤り。一般に,物を動かす際,その速度を大きくすると大きなエネルギーが必要となります。圧送速度を大きくすることは,コンクリートを速く動かすことになるため,大きなエネルギー,すなわち圧送機械には大きな負荷がかかることになります。
(4)○正しい。直管とベンド管を比較した場合,コンクリートの移動に要するエネルギーに加え,前者は管との摩擦による抵抗が加わります。後者は管との摩擦およびコンクリートのせん断変形による抵抗も加わり,単位長さ当りの圧力損失は,直管よりもベンド管の方が大きくなります。

【No.203】

コンクリートの打ち込みおよび締め固めに関する次の一般的な記述のうち,不適当なものはどれか。
(1)打ち込みにおける自由落下高さを大きくすると,材料分離が生じやすい。
(2)柱と梁の接合部の打ち込みは,梁下でコンクリートをいったん打ち止め,1~2時間程度沈降待ちをして再開する。
(3)棒形振動機を鉄筋に接触させると,結束が緩んだりするので,接触しないように注意する。
(4)締め固め時間は,スランプの大きいコンクリートほど長くするのがよい。
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正解は(4)

【解説】
(1)○正しい。打ち込み時に自由落下高さを大きくすることは,仮に打ち込み箇所まで何も落下の障害となるものがない場合でも,コンクリート材料の単位容積質量の違いから分離が生じやすいです。また,自由落下する経路に鉄筋等の障害物が存在するとコンクリートが衝突する際にさらに分離を生じやすくなります。
(2)○正しい。柱と梁の接合部,あるいは壁の上部に梁が設置された部材高さが異なる部材を同時に打ち込む際は,ブリーディングによる沈下量の違いから,コンクリート上面にひび割れを生じることがあります。これらを防止するには,まず,高さの高い部位を梁等の下端まで先に打ち込み,ブリーディングによる沈下が落ち着くのを待って,梁などの部材のコンクリートを打設するのがよいです。
(3)○正しい。棒形振動機を鉄筋に接触させると,さまざまな障害が発生します。結束が緩み鉄筋間隔が乱れるのももちろんですが,鉄筋が振動することにより鉄筋の周囲に材料分離が生じ,鉄筋の付着が阻害される等の障害も生じます。
(4)×誤り。コンクリートを締め固めるのに要するエネルギーは,スランプが小さいコンクリートほど大きくなります。スランプの大きいコンクリートは少量のエネルギーで振動締め固めが可能であり,過剰に振動を加えると分離を生じる可能性が高くなるため,振動締め固めの時間は過大にならないように注意しなければなりません。

【No.204】

スランプ15cmのコンクリートを公称棒径40mmの棒形振動機を用いて締め固める場合に関する次の記述のうち,不適当なものはどれか。
(1)棒形振動機1台につき,コンクリートの締め固め量を1時間当たり60m3として計画した。
(2)棒形振動機の挿入間隔を40cm程度とした。
(3)一層の高さを40~50cmとして打ち込み,締め固めた。
(4)棒形振動機の先端を下層のコンクリート中に10cm程度挿入した。
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正解は(1)

【解説】
(1)×誤り。通常,コンクリート打設速度は,締め固めに必要な時間によって決定します。コンクリート打設計画において,1時間当り60m3の速度は圧送ポンプ1台あたり最大と見なす値です。また,棒形振動機は圧送ポンプ1台につき3台程度が必要とされます。
(2)○正しい。棒形振動機の挿入間隔は,棒形振動機の直径の10倍程度とします。
(3)○正しい。一層の高さは,棒形振動機の振動部分の長さ程度の40~50cmとして打ち込み,締め固めます。
(4)○正しい。棒形振動機の先端を下層のコンクリート中に10cm程度挿入します。

【No.205】

コンクリートの養生に関する次の一般的な記述のうち,不適当なものはどれか。
(1)湿潤養生は,コンクリートの表面が散水しても荒れない程度に硬化した後に,なるべく早く開始するのがよい。
(2)養生温度が高いと,初期の強度は高くなるが,長期の強度の伸びは小さくなる。
(3)湿潤養生期間が長いほど,コンクリートの水密性は高くなる。
(4)膜養生とは,コンクリートの表面に透水性のシートを設置し,その上から散水する養生方法である。
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正解は(4)

【解説】
(1)○正しい。湿潤養生は,コンクリートの表面が散水しても荒れない程度に硬化した後に,なるべく早く開始するのがよいです。
(2)○正しい。養生温度が高いと,初期の強度は高くなりますが,長期の強度の伸びは小さくなります。
(3)○正しい。湿潤養生期間が長いほど,コンクリートの水密性は高くなります。
(4)×誤り。膜養生とは通常,コンクリートの表面に遮水性の膜を形成する薬剤を散布することにより,コンクリート表面からの水分の逸散を防ぐ養生方法です。
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