【過去問演習(2)No.91-95_配合・調合設計】コンクリート技士 問題と解説

技士
【No2-19】聞き流し_コンクリート技士_一問一答
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【No.91】

JISA5308(レディーミクストコンクリート)に規定されるコンクリートの品質検査および報告に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(1)同一の配合であれば,複数の運搬車から採取したコンクリートを混ぜて,圧縮強度試験の3個の供試体を採取してもよい。
(2)圧縮強度の試験頻度は,高強度コンクリートでは100m3につき1回,軽量コンクリートでは150m3につき1回を標準としている。
(3)生産者は,運搬の都度,購入者に使用材料の単位量を記載した納入書を提出する。
(4)生産者は,レディーミクストコンクリートの配達に先立ち,購入者に配合計画書を提出する。
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正解は(1)

【解説】
(1)×誤り。JISA5308では,強度の1回の試験結果は,任意の1運搬車から採取した試料で作った3個の供試体の試験値の平均値で表すと規定しています。したがって,複数の運搬車から採取したコンクリートを混ぜて,つくった3個の供試体を圧縮強度の1回の試験として用いることは不適当です。
(2)○正しい。JISA5308では,強度の試験頻度は,普通コンクリート,軽量コンクリートおよび舗装コンクリートにあっては150m3について1回,高強度コンクリートにあっては,100m3について1回をそれぞれ標準とすると規定しています。
(3)○正しい。JISA5308では,生産者は,運搬の都度,1運搬車ごとにレディーミクストコンクリート納入書を購入者に提出しなければならないと規定しています。なお,納入書には,配合表の記入欄があり,標準配合,修正標準配合,計量読取記録から算出した単位量,もしくは計量印字記録から自動算出しか単位量のいずれかを記入するとしています。
(4)○正しい。JISA5308では,生産者は,レディーミクストコンクリートの配達に先立って,レディーミクストコンクリート配合計画書を購入者に提出しなければならないと規定しています。

【No.92】

JISA5308(レディーミクストコンクリート)に規定されるコンクリートの品質検査および報告に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(1)レディーミクストコンクリートの塩化物含有量の検査を工場出荷時に行った。
(2)品質検査を行った上で,スラッジ水を高強度コンクリートの練り混ぜ水に用いることができる。
(3)圧縮強度のX管理図において3σ限界線を上方に超える点が1点存在したが,強度が高い側であるため,原因の究明や特別な対策は不要と判断した。
(4)特性値が中心線から2σの線内にランダムに分布している場合には。工程は管理状態にあると判断してよい。
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正解は(2)(3)

【解説】
(1)○正しい。JISA5308では,F塩化物含有量の検査は,工場出荷時でも,荷卸し地点での所定の条件を満足するので工場出荷時に行うことができる」と規定しています。
(2)×誤り。水は,附属書Cに適合するものを用います。ただし,スラッジ水は,高強度コンクリートには適用できません。
(3)×誤り。試験値が3σの限界線の外に出る確率は0.26%です。強度が高い側であっても,この試験値は見逃せない原因によって異常が発生したものと判定し,その原因を調べ,これを取り除く処置を講じます。
(4)○正しい。特性値が中心線から2σの線内にランダムに分布している場合には。工程は管理状態にあると判断してよいです。

【No.93】

JISA5308(レディーミクストコンクリート)の規定に照らして,回収骨材の使用に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
(1)回収骨材の微粒分量が,未使用の骨材(新骨材)の微粒分量を超えた場合には,使用することができない。
(2)専用の設備で貯蔵,運搬,計量して用いる場合は,未使用の骨材(新骨材)への置換率の上限を20%とすることができる。
(3)軽量コンクリートには回収骨材を使用できない。
(4)舗装コンクリートから回収した骨材は,回収骨材として使用できない。
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正解は(4)

【解説】
(1)○正しい。回収骨材中の微粒分には,骨材の0.75μm以下の粒子はもとより,不十分な洗浄に起因するセメント粒子,混和材などの残存が考えられます。これらは,コンクリートの配合,とくに単位水量の増加に影響し,コンクリートの耐久性の低下も懸念されるのでJISA5308では,普通コンクリート,高強度コンクリートおよび舗装コンクリートから回収した骨材は,微粒分量が未使用の骨材(新骨材)の微粒分量を超えないものを使用すると規定しています。
(2)○正しい。JISA5308では,「回収骨材を専用の設備で貯蔵,運搬,計量して用いる場合は,粗骨材及び細骨材の目標回収骨材置換率の上限をそれぞれ20%とすることができる」と規定しています。
(3)○正しい。JISA5308では,「軽量コンクリートおよび高強度コンクリートには,回収骨材を用いない」と規定しています。
(4)×誤り。JISA5308では,「回収骨材は,普通コンクリート,高強度コンクリートおよび舗装コンクリートから回収した骨材を用いる」と規定しています。

【No.94】

JISA5308附属書C(レディーミクストコンクリートの練り混ぜに用いる水)に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
(1)地下水は,水の品質に関する試験を行わなくても用いることができる。
(2)塩化物イオン(Cl)量の上限値は,上水道水以外の水よりも回収水の方が小さく規定されている。
(3)2種類以上の水を混合して用いる場合には,混合した後の水の品質が規格に適合していれば使用できる。
(4)スラッジ固形分率は,配合における単位セメント量に対するスラッジ固形分の質量の割合を分率で表したものである。
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正解は(4)

【解説】
(1)×誤り。JISA5308附属書Cでは,地下水は「上水道水以外の水」に該当し,品質は,規定された試験方法により試験を行ったとき,「懸濁物質の量」にあっては2g/L以下,「溶解性蒸発残留物の量」にあっては1g/L以下,「塩化物イオン(Cl)量]にあっては200mg/L以下,「セメントの凝結時間」にあっては始発で30分以内,終結で60分以内,「モルタルの圧縮強さの比」にあっては材齢7日及び28日で90%以上と規定しています。とくに試験を行わなくても用いることができるのは上水道水です。
(2)×誤り。JISA5308附属書Cでは,回収水の品質は,規定された試験方法により試験を行ったとき,「塩化物イオン(Cl)量」にあっては200mg/L以下,「セメントの凝結時間」にあっては始発で30分以内,終結で60分以内,「モルタルの圧縮強さの比」にあっては材齢7日及び28日で90%以上と規定しています。塩化物イオン(Cl)量の上限値は,上水道水以外の水と回収水とは同じ200mg/Lです。
(3)×誤り。JISA5308附属書Cでは,「2種類以上水を混合して用いる場合には,それぞれがそれぞれの規定に適合していなければならない」と規定しています。混合後の水の品質が適合していても,混合前の水の品質で一つでも適合しないものがあれば,使用できません。
(4)○正しい。JISA5308附属書Cでは,「スラッジ固形分率」は,「レディーミクストコンクリートの配合における,単位セメント量に対するスラッジ固形分の質量の割合を分率で表したもの」と定義しています。

【No.95】

コンクリートの練り混ぜ水に関する次の記述のうち,JISA5308(レディーミクストコンクリート)ならびにJISA5308附属杳C(レディーミクストコンクリートの練り混ぜに用いる水)の規定に照らして,誤っているものはどれか。
(1)スラッジ固形分率が3%を超えないように調整したスラッジ水を,高強度コンクリートに使用した。
(2)スラッジ固形分率が1%未満のスラッジ水を使用する場合,スラッジ固形分を水の質量に含めて計量した。
(3)塩化物イオン(Cl)量,セメントの凝結時間の差,およびモルタルの圧縮強さの比が上水道水以外の水の品質に規定される値を満足する回収水を普通コンクリートに使用した。
(4)上水道水以外の水の品質に関する規定に適合した地下水を,上水道水に混合して使用した。
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正解は(1)

【解説】
(1)×誤り。JISA5308では,「水は,附属書Cに適合するものを用います。ただしスラッジ水は,高強度コンクリートには適用しない」と規定しています。
(2)○正しい。附属書Cでは,「レディーミクストコンクリートの配合において,スラッジ水中に含まれるスラッジ固形分は,水の質量には含めません。ただし,スラッジ固形分率を1%未満で使用する場合には,スラッジ固形分を水の質量に含めてもよい」と規定しています。
(3)○正しい。附属書Cでは,回収水の品質を「塩化物イオン量(Cl):200mg/L以下,セメントの凝結時間の差:始発は30分以内,終結は60分以内,モルタルの圧縮強さの比:材齢7日及び28日で90%以上」と規定しています。これらの値を満足する回収水は,普通コンクリートに用いることができます。
(4)○正しい。附属書Cでは,「2種類以上の水を混合して用いる場合は,それぞれが,それぞれの規定に適合していなければならない」と規定しています。上水道水は,とくに試験を行わなくても使用できるので,上水道水以外の水に適合した地下水を上水道水に混合して使用できます。
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