【一級土木施工管理技士】過去問演習(No.61~65)

【No.61】

船舶の航行又は工事の許可等に関する次の記述のうち,港則法上,誤っているものはどれか。
(1)爆発物その他の危険物(当該船舶の使用に供するものを除く)を積載した船舶は,特定港に入港しようとする時は港の境界外で港長の指揮を受けなければならない。
(2)特定港内又は特定港の境界附近で工事をしようとする者は,港長の許可を受けなければならない。
(3)船舶は,港内において防波堤,ふとうその他の工作物の突端又は停泊船舶を左げんに見て航行するときは,できるだけこれに近寄り航行しなければならない。
(4)自は,港内及び港の境界附近においては,他の船舶に危険を及ぼさないような速力で航行しなければならない。
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正解は(3)

【解説】
(1)〇正しい。港則法第21条第1項により,爆発物その他の危険物(当該船舶の使用に供するものを除く)を積載した船舶は,特定港に入港しようとする時は港の境界外で港長の指揮を受けなければなりません。
(2)〇正しい。港則法第31条(工事等の許可及び進水等の届出)第1項により,特定港内又は特定港の境界附近で工事をしようとする者は,港長の許可を受けなければなりません。
(3)×誤り。港則法第17条に「船舶は,港内においては,防波堤,ふとうその他の工作物の突端又は停泊船舶を右げんに見て航行するときは,できるだけこれに近寄り,左げんに見て航行するときは,できるだけこれに遠ざかって航行しなければならない」と規定されています。
(4)〇正しい。港則法第16条第1項により,自は,港内及び港の境界附近においては,他の船舶に危険を及ぼさないような速力で航行しなければなりません。

【No.62】

トータルステーションを用いて行う測量に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)トータルステーションでの距離測定は,1視準2読定をセットとする。
(2)トータルステーションでの鉛直角観測は,1視準1読定,望遠鏡正及び反の観測を1対回とする。
(3)トータルステーションでの距離測定にともなう気温及び気圧の測定は,原則として反射鏡を整置した測点のみで行うものとする。
(4)トータルステーションでの観測は,水平角観測の必要対回数に合わせ,取得された鉛直角観測値及び距離測定値はすべて採用し,その平均値を用いることができる。
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正解は(3)

【解説】
(1)〇正しい。測量法第34条(作業規程の準則)の規定に基づき定められた「作業規程の準則」(国土交通省告示第413号)第37条(観測の実施)第2項第1号ホにより,トータルステーションでの距離測定は,1視準2読定をセットとします。
(2)〇正しい。測量法第37条(観測の実施)第2項第1号二により,トータルステーションでの鉛直角観測は,1視準1読定,望遠鏡正及び反の観測を1対回とします。
(3)×誤り。トータルステーションでの距離測定にともなう気温及び気圧の測定は,測量法第37条(観測の実施)第2項第1号へ(1)に「トータルステーション又は測距儀を整置した測点(観測点)で行うものとする」と規定されています。
(4)〇正しい。測量法第37条(観測の実施)第2項第1号リにより,トータルステーションでの観測は,水平角観測の必要対回数に合わせ,取得された鉛直角観測値及び距離測定値はすべて採用し,その平均値を用いることができます。

【No.63】

公共工事標準請負契約約款において,工事の施工にあたり受注者が監督員に通知し,その確認を請求しなければならない事項に該当しないものは,次の記述のうちどれか。
(1)設計図書に誤りがあると思われる場合又は設計図書に表示すべきことが表示されていないこと。
(2)設計図書で明示されていない施工条件について,予期することのできない特別な状態が生じたこと。
(3)設計図面と仕様書の内容が一致しないこと。
(4)設計図書に工事に使用する建設機械の明示がないこと。
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正解は(4)

【解説】
(1)〇正しい。公共工事標準請負契約約款第18条(条件変更等)第1項第2号及び第3号により,「設計図書に誤りがあると思われる場合又は設計図書に表示すべきことが表示されていないこと。」は,工事の施工にあたり受注者が監督員に通知し,その確認を請求しなければならない事項です。
(2)×誤り。公共工事標準請負契約約款第18条(条件変更等)第1項第5号により,「設計図書で明示されていない施工条件について,予期することのできない特別な状態が生じたこと。」は,工事の施工にあたり受注者が監督員に通知し,その確認を請求しなければならない事項です。
(3)×誤り。公共工事標準請負契約約款第18条(条件変更等)第1項第1号により,「設計図面と仕様書の内容が一致しないこと。」は,工事の施工にあたり受注者が監督員に通知し,その確認を請求しなければならない事項です。
(4)〇正しい。公共工事標準請負契約約款第1条(総則)第3項に「仮設,施工方法その他工事目的物を完成するために必要な一切の手段については,この約款及び設計図書に特別の定めがある場合を除き,受注者がその責任において定める」と規定されています。

【No.64】

工事用電力設備に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
(1)工事現場において,電力会社と契約する電力が電灯・動力を含め100kW未満のものについては,低圧の電気の供給を受ける。
(2)工事現場に設置する自家用変電設備の位置は,一般にできるだけ負荷の中心から遠い位置を選定する。
(3)工事現場で高圧にて受電し,現場内の自家用電気工作物に配電する場合,電力会社からは4kVの電圧で供給を受ける。
(4)工事現場における電気設備の容量は,月別の電気設備の電力合計を求め,このうち最大となる負荷設備容量に対して受電容量不足をきたさないように決定する。
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正解は(4)

【解説】
(1)×誤り。工事現場において,電力会社と契約する電力が電灯・動力を含め50kW未満のものについては,低圧の電気の供給を受けます。
(2)×誤り。工事現場に設置する自家用受変電設備の位置は,一般にできるだけ負荷の中心に近い位置を選びます。負荷の中心から遠い位置にすると,電圧降下を防ぐため,太い断面の配線を長距離敷設することとなります。
(3)×誤り。工事現場で高圧にて受電し,現場内の自家用電気工作物に配電する場合,電力会社からは6kVの電圧で供給を受けます。
(4)〇正しい。工事現場における電気設備の容量は,月別の電気設備の電力合計を求め,このうち最大となる負荷設備容量に対して受電容量不足をきたさないように決定します。

【No.65】

施工計画立案のための事前調査に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
(1)契約関係書類の調査では,工事数量や仕様などのチェックを行い,契約関係書類を正確に理解することが重要である。
(2)現場条件の調査では,調査項目の落ちがないよう選定し,複数の人で調査をしたり,調査回数を重ねるなどにより,精度を高めることが重要である。
(3)資機材の輸送調査では,輸送ルートの道路状況や交通規制などを把握し,不明な点がある場合は,道路管理者や労働基準監督署に相談して解決しておくことが重要である。
(4)下請負業者の選定にあたっての調査では,技術力,過去の実績,労働力の供給,信用度,安全管理能力などについて調査することが重要である。
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正解は(3)

【解説】
(1)〇正しい。契約関係書類の調査では,工事数量や仕様などのチェックを行い,契約関係書類を正確に理解することが重要です。
(2)〇正しい。現場条件の調査項目は,地形・地質,地下水の状況,水文気象データ,施工法,仮設規模,施工機械の選択方法,動力源・工事用水の入手方法,材料の供給源と運搬路,労務供給,隣接工事の状況,騒音・振動などの環境保全基準,文化財及び地下埋設物の有無等多岐にわたるので,項目を見落とさないようチェックリストを作成し,また判断の偏りをなくすため,複数の人で調査したり,時期を改めての調査や,ベテランや地元の古老の意見も聞くことも重要です。
(3)×誤り。資機材の輸送調査では,輸送ルートの道路状況や交通規制などを把握し,不明な点がある場合は,道路管理者,警察署,地元関係者と協議し,法令上必要な措置をとるなどして解決しておくことが重要です。
(4)〇正しい。下請負業者の選定にあたっての調査では,技術力,過去の実績,労働力の供給,信用度,安全管理能力などについて調査することが重要です。
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