【過去問演習(2)No.41-45_性質】コンクリート技士 問題と解説

技士

【No.41】

一般のコンクリートの凝結が遅れる要因として,適当なものはどれか。
(1)一般のコンクリートの凝結が遅れる要因として,高温や直射日光にさらされることが挙げられる。
(2)一般のコンクリートの凝結が遅れる要因として,水セメント比を大きくすることが挙げられる。
(3)一般のコンクリートの凝結が遅れる要因として,化学混和剤を標準形から遅延形に変更することが挙げられる。
(4)一般のコンクリートの凝結が遅れる要因として,糖類,腐植土が骨材や練り混ぜ水に混入することが挙げられる。
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正解は(1)

【解説】
(1)×誤り。高温や直射日光にさらされるとセメントの水和反応が促進されることから,コンクリートの凝結時間は早くなります。
(2)○正しい。水セメント比が大きくなるとセメントの粒子間距離が大きくなり,水和物の接触や絡み合いが遅くなるので,凝結時間は遅くなります。
(3)○正しい。化学混和剤には,凝結時間を促進させる促進形,遅延させる遅延形,および標準形と凝結性能により標準形,遅延形,促進形に区分されています。コンクリートに使用する混和剤を標準形から遅延形に変更すれば,凝結時間は遅くなります。
(4)○正しい。骨材や練り混ぜ水に糖類,腐植土が含まれていると,コンクリートの凝結時間が遅延します。海砂や海水中に含まれる塩分は,凝結を早めます。

【No.42】

フレッシュコンクリートの粗骨材とモルタルの分離に関する次の一般的な記述のうち,適当なものはどれか。
(1)フレッシュコンクリートの粗骨材とモルタルは,細骨材率を大きくすると,分離しやすくなる。
(2)フレッシュコンクリートの粗骨材とモルタルは,粗骨材の最大寸法を大きくすると,分離しやすくなる。
(3)フレッシュコンクリートの粗骨材とモルタルは,細骨材中の粗粒分の割合を大きくすると,分離しやすくなる。
(4)フレッシュコンクリートの粗骨材とモルタルは,水セメント比を大きくすると,分離しやすくなる。
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正解は(1)

【解説】
(1)×誤り。細骨材率を大きくすると,粗骨材を取り込むモルタル分が多くなるので,分離しにくくなります。
(2)○正しい。粗骨材の最大寸法を大きくすると,コンクリートの細骨材率が小さくなるので,粗骨材を取り込むモルタル分が少なくなり,分離しやすくなります。
(3)○正しい。細骨材中の粗粒分の割合を大きくすると,細粒分が少なくなり,分離しやすくなります。
(4)○正しい。水セメント比を大きくすると,セメントペーストの粘性が小さくなるので,分離しやすくなります。

【No.43】

1m3当たりのAE剤使用量を一定とした場合の,コンクリートへの空気連行性に関する次の一般的な記述のうち,適当なものはどれか。
(1)AE剤使用量を一定とした場合の,コンクリートへの空気連行性は,単位セメント量が大きくなると,空気は連行されにくくなる。
(2)AE剤使用量を一定とした場合の,コンクリートへの空気連行性は,セメントの比表面積が大きくなると,空気は連行されにくくなる。
(3)AE剤使用量を一定とした場合の,コンクリートへの空気連行性は,細骨材率が大きくなると,空気は連行されにくくなる。
(4)AE剤使用量を一定とした場合の,コンクリートへの空気連行性は,細骨材中の0.15mm以下の微粒分量が多くなると,空気は連行されにくくなる。
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正解は(3)

【解説】
(1)○正しい。単位セメント量が大きくなると,コンクリートの粘性が高くなるので,空気は連行されにくくなります。
(2)○正しい。セメントの比表面積が大きくなると,コンクリートの粘性が高くなるので,空気は連行されにくくなります。
(3)×誤り。細骨材率が大きくなると,モルタル分が多くなるので,空気は連行しやすくなります。
(4)○正しい。細骨材中の0.15mm以下の微粒分量が多くなると,コンクリートの粘性が高くなるので,空気は連行されにくくなります。

【No.44】

コンクリートのブリーディングに関する次の一般的な記述のうち,適当なものはどれか。
(1)水セメント比を小さくすると,ブリーディング量は増加する。
(2)セメントの比表面積が大きいと,ブリーディング量は増加する。
(3)打ち込み速度が速く,1回の打ち込み高さが高いと,ブリーディング量は増加する。
(4)コンクリート温度が高くなると,ブリーディング量は増加する。
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正解は(3)

【解説】
(1)×誤り。水セメント比が小さくなると,セメントペーストの粘性が大きくなるので,フリーディング量は減少します。
(2)×誤り。セメントの比表面積が大きくなると,セメントペーストの粘性が大きくなるので,ブリーディング量は減少します。
(3)○正しい。打ち込み速度が速いほど,1回の打ち込み高さが高いほどブリーディング量は多くなります。
(4)×誤り。コンクリート温度が高くなると,セメントの水和反応が促進されるので,ブリーディングが発生している時間が短くなり,ブリーディング量は減少します。

【No.45】

コンクリートの凝結に関する次の一般的な記述のうち,適当なものはどれか。
(1)水セメント比が小さいほど,凝結が早くなる。
(2)塩化物イオンが含まれていると,凝結が早くなる。
(3)コンクリートの凝結時間は,粗骨材を除去したモルタルを用いて,貫入抵抗試験によって求める。
(4)コールドジョイントの発生を防ぐためには,凝結の始発から終結の間にコンクリートを打ち重ねる。
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正解は(4)

【解説】
(1)○正しい。水セメント比が小さくなるとセメントの粒子間の距離が小さくなり,水和物の接触や絡み合いが早くなるので,凝結時間は早くなります。
(2)○正しい。塩化カルシウムや塩化ナトリウム等に含まれる塩化物イオンがコンクリートに混入されるとセメントの水和反応が促進され,凝結時間が早くなります。
(3)○正しい。JISA1147ー2007(コンクリートの凝結時間試験方法)で規定しているコンクリートの凝結試験は,コンクリート中の粗
(4)×誤り。コールドジョイントは,プロクター貫入抵抗値が0.01~1.0N/mmの範囲になると生じる可能性があるので,コールドジョイントを防止するためには,コンクリートの始発時間(プロクター貫入抵抗値3.5N/mm2)以前に打ち重ねをする必要があります。
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